温泉クンの旅日記

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続・洞爺湖温泉(1)

2019-10-13 | 温泉エッセイ
  <続・洞爺湖温泉(1)>

 道南でどの温泉がいいかと問われれば、わたしは一瞬もためらわずに「登別温泉」と答えるだろう。カルルス、新カルルスを含めて、登別温泉は大満足間違いなしの道内で無敵の温泉である。コスパーもよろしい。
 温泉だけに焦点をあてれば一軒宿だが支笏湖の「丸駒温泉旅館」、長万部の「二股ラジウム温泉」、八雲にある「上の湯温泉 銀婚湯」という選択肢もある。
 温泉はさておき(登別と比べるとだが)、風光明媚でなおかつコスパーも抜群な「洞爺湖温泉」も忘れてはいけない。
 
 室蘭本線、洞爺駅・・・。

 
 
 洞爺とは、アイヌ語で「トー(湖)」と「ヤ(岸)」に由来した地名である。駅から車で五分ほど走れば洞爺湖温泉である。

 

 

 洞爺湖は東西約11キロ、南北約9キロのほぼ円形の湖である。
 その面積は日本で九番目、カルデラ湖としては屈斜路湖、支笏湖に次いで日本三番目の大きさだ。南岸には有珠山や昭和新山といった活火山が聳える。

 

 中央に浮かぶ大島、弁天島、観音島、饅頭島の四つの島を総称して「中島」と呼び、昭和三十五年(1960年)まで定住者がいたが、現在はいない。

 

 遊覧船も、定員七百名の船と定員五百十余名の船の二艘ある。
 手漕ぎボート、ペダルボート、スワンボートもあるが、エンジン付きスワンボートとは珍しい。二馬力エンジン搭載で別名エレキスワンボートというらしい。規制緩和により船舶免許はいらず、誰でも乗れるとのことだ。料金は三名乗りが三十分で三千円と手ごろである。

 

 左手、湖の西側にある標高625メートルのポロモイ山頂に建っているのは2008年洞爺湖サミットの会場となった、富裕層御用達の高級リゾートホテル「ザ・ウィンザーホテル洞爺」が湖と噴火湾を見下ろしている。サミットで参加国すべての首脳が同一のホテルに泊まったのは初めてだったという。

 

(まだ時間が早いがとりあえずいってみるか・・・)

 

 

 チェックイン時間前だが今日の宿「洞爺観光ホテル」にいくと、玄関入口で気の早いハロウィンのかぼちゃたちが笑顔で迎えてくれた。

 

 

 待たされることもなく快くすぐにチェックイン手続きしてくれた。すべからく宿の接客のスタートはこうでなくてはいけない。

「おォー、素晴らしいレイクビューだ!」

 

 部屋に入ると、目の前に洞爺湖が広がり、はるか向こうには蝦夷富士としてしられる「羊蹄山」が窓から見えた。
 ちょっと、喜びすぎだったか。このホテルの客室は全室レイクビューだとあとで知るが、とにかく嬉しい。これなら今夜の花火は見られそうだ。大好きな登別を選ばずに洞爺にきた甲斐がある。
 さてと・・・まずは着替えて大浴場に急ぐとするか。


  ― 続く ―



   →「登別温泉」の記事はこちら
   →「カルルス温泉」の記事はこちら
   →「洞爺湖温泉」の記事はこちら


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