<函館駅界隈>
函館駅である。
北海道を訪れると必ずこの界隈で、持ち帰る土産の最後の調達を行う。たいていの北海道土産や五島軒の洋菓子などもここらあたりで手に入る。
だから何度もこの場所に来ているのだが、今回は特別な想いがあった。
わたしは今年の三月下旬、実は新幹線で新青森、そこから特急に乗り継いで函館を訪れる予定であった。切符の手配もしっかりすんでいた。
そこへ、三月十一日、あの未曾有の「東日本大震災」が起きた。当然のように旅の予定は潰え、泣く泣く切符の払い戻しをしたのである。
列車での函館旅は結局、誰にも知られずにひっそりとなくなってしまったのだ。
入場券を買って、駅の構内にはいる。
ホームに特急が止まっていた。
特急スーパー白鳥だ。新青森と函館間を一日八往復する。
「ああ、きっとこれに往復で乗ったのだろうなあ・・・」
と、ついつい溜息がでてしまう。
(ほぉー、函館のつぎの駅は「五稜郭」だったんだ・・・)
次の日の朝、ラビスタ函館ベイをチェックアウトすると、いつものように土産の調達でまたこの界隈を訪れた。
駅の横の朝市一帯も、いつもよりまるで人出が少ない。
わたしはこんな寂しい朝市通りは初めてである。これも大震災の影響だ。
でもきっと、これから観光客が戻ってくるのだろう。
客がいないと、気楽に試食もしにくいものである。
名物のイカ釣りの店も活気がなかった。
函館のイカは大好きだから営業に協力したいが、昨夜と今朝とイカを堪能しているので申し訳ないがパスだ。雲丹とかの海産物の丼物も、朝食をしっかり食べたので食指は動かぬ。
どこもガラ空きの朝市で、客があまりにも少ないので売り手も生活がかかっているので必死さが痛いほど伝わってくる。
とくに欲しくもない乾物だったけど、つい、すこしだけ買ってしまった。
→「ラビスタ函館ベイ(1)」の記事はこちら
→「五稜郭タワー」の記事はこちら
函館駅である。
北海道を訪れると必ずこの界隈で、持ち帰る土産の最後の調達を行う。たいていの北海道土産や五島軒の洋菓子などもここらあたりで手に入る。
だから何度もこの場所に来ているのだが、今回は特別な想いがあった。
わたしは今年の三月下旬、実は新幹線で新青森、そこから特急に乗り継いで函館を訪れる予定であった。切符の手配もしっかりすんでいた。
そこへ、三月十一日、あの未曾有の「東日本大震災」が起きた。当然のように旅の予定は潰え、泣く泣く切符の払い戻しをしたのである。
列車での函館旅は結局、誰にも知られずにひっそりとなくなってしまったのだ。
入場券を買って、駅の構内にはいる。
ホームに特急が止まっていた。
特急スーパー白鳥だ。新青森と函館間を一日八往復する。
「ああ、きっとこれに往復で乗ったのだろうなあ・・・」
と、ついつい溜息がでてしまう。
(ほぉー、函館のつぎの駅は「五稜郭」だったんだ・・・)
次の日の朝、ラビスタ函館ベイをチェックアウトすると、いつものように土産の調達でまたこの界隈を訪れた。
駅の横の朝市一帯も、いつもよりまるで人出が少ない。
わたしはこんな寂しい朝市通りは初めてである。これも大震災の影響だ。
でもきっと、これから観光客が戻ってくるのだろう。
客がいないと、気楽に試食もしにくいものである。
名物のイカ釣りの店も活気がなかった。
函館のイカは大好きだから営業に協力したいが、昨夜と今朝とイカを堪能しているので申し訳ないがパスだ。雲丹とかの海産物の丼物も、朝食をしっかり食べたので食指は動かぬ。
どこもガラ空きの朝市で、客があまりにも少ないので売り手も生活がかかっているので必死さが痛いほど伝わってくる。
とくに欲しくもない乾物だったけど、つい、すこしだけ買ってしまった。
→「ラビスタ函館ベイ(1)」の記事はこちら
→「五稜郭タワー」の記事はこちら
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