温泉クンの旅日記

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東海道五十三次(12)

2009-10-14 | 街道を歩く
  <東海道五十三次(12)>

(12) 興津(おきつ)~府中(駿府)


 18、19.興津~江尻~府中(駿府)
       10月10日 4時間20分 21,900歩 16キロ

 今年の3月以来の東海道である。
 そのあいだといえば、ETC割引を使用してずっと長距離の旅ばかりをしていた
のだが、さすがに車旅では足腰が弱ってきたような気がする。もっとも安全運転
のためには、あまり足腰に過度の負担をかけないという理由もあるのだが。

「助さん、格さん。もぉーいい、でしょう」
 ではないが、季節もだいぶ歩きやすくなったし、そろそろすこしは足腰を使っ
た旅も必要である。

 戸塚駅8時7分発の伊東行きの普通電車を今回使用した。
 電車は「踊り子」号の古いバージョンの車両で、なんとなく旅気分が盛り
あがる。

 隣に座っていたひとが途中駅で降りたので、読んでいた本を置き、バッグから
駅のコンビニで買った「ヤマザキ・ランチ・パック 富士宮焼きそば」を取り
出して朝食とする。
 ランチ・パックは甘いのが多いようだが、これはだいじょうぶ、かなりいける
味だ。
 伊東にいってはいけないので、熱海で下車して乗り換えた。同じホームで、
しかも待ち時間が15分ほどだから接続はかなりいい。
 熱海駅発9時37分発の島田行きで、興津駅に向かう。
 この電車の組み合わせは使い勝手がよさそうだ。島田までの旅にはしばらくは
これでいこう。そう、頭の中にメモした。

 興津駅で一服してから、10時40分に歩き始める。



 サボテンみたいなのに花が咲いていた。
 歩く起点が静岡駅を越すようになると東海道ウォークもそろそろ宿泊を考えね
ばならない。三連休の初日の今日、静岡あたりに安宿がみつかったら泊まって
明日も歩くか。
 そんなことを考えながら歩く。



 およそ一時間ちょっとで清水駅を左に見て、静岡を目指す。



 そろそろ昼時である。
 それほどいろいろな選択肢がなさそうなので、手近な中華料理店にはいった。
「ここの餃子が一番好きなの」
 隣のテーブルで食べている一家の奥さんの言葉が耳にはいった。
「餃子・・・とラーメンをください」
 さっそく耳に入った言葉の影響を受けてしまう。ちょうど餃子が食べたいとも
思っていたところだ。



 たしかに餃子はまずまずの味であった。ただ、体力勝負の今日のわたしには
ニラとニンニクを大量にいれてもらったほうがよさそうなのだが。
 ラーメンは、たいしたことはなかった。

 食事のあと、歩きはじめたのだが、なにしろまっすぐの一直線の道路が延々と
続いていいかげんめげてしまう。脚もひさしぶりの東海道だから悲鳴をあげて
いる。



   まっすぐな道でさみしい
 俳人山頭火の句を、思い浮かべてしまう。

 ときたま大粒の天気雨がふってくるのだが、傘を買うほどではない。



 清水の先あたりから東静岡駅のあたりまで、とにかく真っ直ぐな道が続いた。



 宿泊して明日も歩く気力がまったく萎えてしまった。ひさしぶりの東海道、
今日は静岡から帰ることに決めたのであった。



 
  累計:19宿(次) 日本橋より44.5里(178キロ) 所要日数:15日
  所要時間:45時間30分 
  歩数:276,437歩 実際に歩いた距離194キロ 
  交通費:23,710円(戸塚までは通勤定期を使用)
  宿泊費:0円


  → 東海道五十三次(11)の記事はこちら
  → 「榛名湖温泉」の記事はこちら
  → 「日奈久温泉」の記事はこちら

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