温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

続・8番らーめん

2010-08-18 | 食べある記
  <続・8番らーめん>

 なんだかんだいっても、日本では、世の中いまだ不景気な雰囲気は拭えない。
 昇給も残業も減らされて、会社員の可処分所得は目減りする一方である。
 だからサラリーマンは節約志向から脱却できずにいる。

「千ベロ酒場」といって、千円あればベロベロに酔える酒場が流行り、チェーンの呑み屋も軒並み低料金を売りにしている。
 昼食にしても、煙草代や酒代をひねり出すために、ワンコイン(五百円)ですますようにしているひとも多い。
 わたしはといえば、累積の平均で七百五十円以内に抑えるように努力している。今年にはいって今日まで、勤務日の昼食百四十三回の累積平均が六百十三円とまずまず目標をクリアしている。

 さて、旅での昼食はどうか。

 年に一、二度旅するひとは、
「せっかくきたんだから。もうまたいつ来られるかわからないし」
と地元の名産たっぷりの郷土料理やら地魚を使った豪勢な昼食をとるのはしかたがないことと思う。

 わたしはといえば、旅をする回数がかなり多い。
 旅をするだけでも贅沢なことである。「せっかくきたんだから」などと自己弁護はいえるわけもなく、旅の最中の全般にわたって節約するのだ。
 昼食については、基本ワンノート(千円)以内と決めている。
 ただし、肉系料理や刺身など鮮魚系は、度外れて安いのは敬遠する。九百円のステーキ定食とか八百円の刺身定食などは食べない。安さに拘って旅に支障がでても困るからだ。五泊以上の長旅をしたとしても、千円を超えるそんな昼食は一、二回である。

 北陸あたりの8号線を走っていれば、いやでも目に付くのが「8番らーめん」の看板である。



「あっ、さっき通り過ぎた8番らーめんにはいればよかった!」
 などと後悔することはない。
 すぐにまた次の8番らーめんの看板をみつけられる。

 この日も富山あたりの国道8号を走行していて、真新しい8番らーめんの店をみつけて、ついついふらふらっと駐車場に乗り入れてしまったものだ。



「いらっしゃいませ」
「うーん、野菜ラーメンと餃子」
 野菜ラーメンは店のメインメニューである。



「セットでいいですね?」
「・・・・・・」
「単品ふたつより、セットのほうが料金的にお得になってますから」
「嬉しいねぇ。それでお願いします」
 本当に財布にやさしい店である。



 国道8号の定番はこの「8番らーめん」だが、長距離から関東甲信越に帰ってくると「くるまやラーメン」だ。
 自宅まであと残る数百キロを無事に走りぬく元気がホントもらえるのである。


  →「8番らーめん」の記事はこちら
  →「くるまやラーメン」の記事はこちら


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 縁日のお好み焼き 横浜・弘明寺 | トップ | 平泉・中尊寺 (1) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

食べある記」カテゴリの最新記事