温泉クンの旅日記

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尾道を歩く(3)

2009-07-19 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <尾道を歩く(3)>

 海岸通りから商店街方面に曲がり、国道を渡って山陽本線のガードをくぐる。



 千光寺へ登るロープウェイ乗り場である。
 尾道らしい絶景写真がとれるのでぜひにもロープウェイに乗りたいところだが、
わたしは高所恐怖症であるの今回はパスすることに。いずれ、そう遠くないうちに
また機会もくることであろう。

 とりあえずのお目当ての「猫の細道」にいってみたい。
 乗り場の左側には、大林映画にも使われた艮(うしとら)神社があり、その神社
に沿った細い路地がそう呼ばれているのだ。



 ちらりとなにかで読んだか、テレビで観たかのおぼろな記憶なのだが、猫がいっ
ぱいいるイメージがある。ざわざわと、わたしの猫好きな血が騒ぐ。



 思ったより短い、その石段の坂道を注意深く歩いたのだが猫とは残念ながらまっ
たく遭遇しなかった。



 あとで調べたら、千匹ほどの猫がいるという。
 ただし本物の猫ではないのだ。「福石猫」と呼ばれる、丸い石に描かれた猫で
ある。屋根の上や草叢、店先にみつけることができるそうだ。



 奥の細道にちなんだ「猫の細道」の名づけ親と福石猫の産みの親は、梟の館の
主人だ。猫の絵を描いた丸い石を、福がやってくるようにと艮神社でお祓いをして
もらいあちこちに設置した。なんでも3回なでると、本物の猫があらわれるとか、
福がくるとかいわれている。



 猫の細道を降りきったところで、ほんものの猫に遭遇した。



 この猫は車の屋根がおきにいりなようである。

 喉が渇いたので、ロープウェイ乗り場のすぐ横の茶房があいていたのではいっ
た。すでにカップル客がひと組いて、ワッフルを食べていた。



 この茶房「こもん」は1977年創業の、当時では珍しいワッフルの専門店として
営業を始めたという。ワッフルでなくてチーズケーキなら食べられるのだ
が・・・。

 ここは新館で、近くに味があるレトロな旧館の「こもん」のほうにはいりたかっ
たのだが、一時間開店時間が遅いのだった。



(げっ!なんだ、ここの喫茶店は禁煙かよ・・・)

 アイスコーヒーを頼んで、愕然とする。まあ、いいや。飲んだら別の店へいこ
う。
 運ばれてきたアイスコーヒーを、蚊の頭を持ったミュータントなみにひと息で
チュバーっと吸い上げるやいなや席を立つとお勘定を頼んだ。
 ところが、よく確かめもせず勇んではいった商店街の二軒目も禁煙であった。

 国道沿いや商店街の中、それに海岸通も含めて、尾道には喫茶店がけっこう
多い。
 なんでも三十年前には百店ほどあったのが、現在は三十店ほどに減ったらしい。
 尾道では現在、喫茶店をかってのように復興しようとしているらしいが、喫煙席
をぜひ設けてはもらえぬものだろうか。


  →「尾道を歩く(1)」の記事はこちら
  →「尾道を歩く(2)」の記事はこちら


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