温泉クンの旅日記

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尾道を歩く(2)

2009-07-15 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <尾道を歩く(2)>

 尾道は「坂の街」だ。

 街の北である背後には山、前面である南はほんのちょっと歩けば海であるため
平地が極端に少ない。そのため山の斜面に、住宅や寺が密集せざるをえない。それ
が「坂の街」と言われる所以であり、独特の風情をかもしだしているのだ。

 また、尾道は「文学の街」、「映画の街」としても知られている。
 文学では、銅像にもなっている林芙美子や、志賀直哉などが尾道を舞台とした
作品があるし、映画では小津安二郎監督の「東京物語」が尾道で撮影された。
 また近年では、大林宣彦監督の映画の尾道三部作、「転校生」「時をかける
少女」「さびしんぼう」は、とくに若い世代にこの町を有名にしたのである。



 商店街から道を、右の海のほうに折れる。
 対岸の向島への渡しのフェリー乗り場があった。





 向島と尾道との間は瀬戸内海ではあるが、あまりの狭さに尾道水道と呼ばれて
いる。



 クレーンが見えるが、島の中心部は尾道と尾道水道を挟んだ対岸にあり、造船所
などの工場団地や港湾がある。また住宅もそのへんに密集しているため往復のフェ
リーがあり、それも尾道らしさを演出しているのだ。



 すこし歩いたところにも別のフェリー乗り場もある。



(気が向いたら向島に渡ってもいいかな・・・。向島からの尾道の写真もいいかも
しれない)

 海沿いは、ところどころが小公園っぽくなっていてそれぞれに立派な銅像が建っ
ていた。



 歩いてみると海岸通にはホテルや歴史のありそうな旅館、海産物を売る土産物屋
などを多くみかけた。
 海産物系の土産物屋の店先には、どこでも尾道名産である「でべら」が置いて
あり、思わず買いたくなってしまう。
 でべらを知ってはいるがまだ食べたことはない。小さめのカレイを天日干しに
したもので、酒の肴にはもってこいだそうだ。
 しかし、まだ旅の始まりである。
 こんな初日から土産など買い始めたら切りがない。ぐっとこらえた。



 洒落たパン屋もあり、焼きたてパンに弱いわたしはフラフラとはいって、夜食に
でもと二種類ほど買い求めてしまった。



 尾道ラーメンの店もいくつかみつけた。 
 もともとこの街で、わたしのメインの目的はジツは尾道ラーメンなのである。


  ― 続く ―
  →「尾道を歩く(1)」の記事はこちら
  →「尾道ラーメン」の記事はこちら


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