温泉クンの旅日記

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仙台、分町で吉次(1)

2016-11-16 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <仙台、分町で吉次(1)>

 車を仙台駅西口近くのビジネスホテルのパーキングタワーに放り込むと、駅前のアーケード商店街「ハピナ名掛丁(なかけちょう)商店街」をぶらついた。

(うぅ・・・寒い!)
 この日、仙台にはウィンド・ブレーカーでも買うかと真剣に悩むほどの寒風が吹きわたっていた。
 脇道にシブい蕎麦屋を見つける。とにかく温かい蕎麦でも食べるとするか・・・。
 遅めの昼食なので、軽めの一番安いかけそばにすることにした。夕方から国分町での贅沢も考えてのことだ。
 寒かったので酒があるかと訊くと、冷酒かビールの二つしかないという。熱燗の所望だったのだが、温かい蕎麦だから冷酒で手を打った。宮城の地酒「一ノ蔵」の辛口とは嬉しい。



 昼メシを食べる前に訪れたのは、杜の都を象徴する仙台城跡(青葉城址)である。伊達六十二万石の居城は家康の警戒を避けて天守閣は設けなかったそうだ。



 ナビの指示どおりに坂を登って下ると、すんなり護国神社前の駐車場に辿りついた。



 旅番組で見慣れた独眼竜「伊達正宗」公の銅像も、実際にみるのは初めてだ。



 なんとも見晴らしがいい。
 展望台としても親しまれるパワースポットだ。残念ながら木が繁茂していて広瀬川がよく見えない。





 さすがに攻めにくい天然の要害に建てられた城跡で、標高百三十メートルというが思いのほか市内を一望できる。



 復元された、城の中心となる大広間の礎石。



 仙台に何度も来ているのだが、全部仕事がらみの出張なので観光というのをしたことがない。(旅としては秋保温泉が二度ほどある)たいてい一泊か二泊したのだが、宿泊先のビジネスホテル、仙台オフィス、夜の国分町の三地点の移動で完結してしまったのだった。

 本丸会館でみつけたばらの萩の月を一個衝動買いして車でむしゃむしゃ食べた。

 酒が入ると煙草が吸いたくなる。店内を目で素早く精査するが灰皿がまったく見当たらない。でも、いつものようにダメもとで訊いてみるか。

「ここって禁煙ですか」
 そうだ、と答えたら「夜もですか」と喰いつくつもりである。
「ああ、この時間ならもういいですよ」
 給茶器の裏に隠してあった灰皿を持ってきてくれた。こういうことがあるから、やっぱり言ってみるもんだ。


  ― 続く ―



   →「続・秋保温泉(1)」の記事はこちら
   →「続・秋保温泉(2)」の記事はこちら
   →「秋保温泉」の記事はこちら


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