大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

筑豊の炭鉱写真展~福岡市美術館で18日まで

2015年01月17日 11時54分36秒 | 日記

 アマチュア写真グループ3人が40年前に撮影した筑豊の炭鉱写真展が開催されています。写真集が発刊されるのを記念しての展示です。山野炭鉱閉山直前、許可を受け、地下527メートルの採炭現場「切羽(きりは」に入り、撮影が行われた写真が主です。撮影後、地上に上がった3人は「耳や鼻の穴の中まで真っ黒」になっていたとのこと~炭鉱作業の厳しさが伝わってきます。(下:2015年1月14日西日本新聞「よみがえる地底527メートル 命がけの『坑夫』活写」より)

 福岡市美術館の会場では、写真を見ながら撮影者と話されている声、当時の思い出話も聞こえて来ました。じーっと見入っていた方も年取った方です。40年前の炭鉱夫の顔はどの顔も目の周り、鼻の周り真っ黒です。(これでは後々、炭鉱作業の職業病「じん肺」になるはず。~それは後からだから言える事です。~と思い直しながら、、)厳しく、きつい地底の作業であるはずなのに、苦しい表情等見れません。どの作業にも真剣に立ち向かう姿がありました。炭鉱が終わる時だからでしょうか?その作業姿はたくましく、誇り高い感じです。メーデーのスローガンが目につきました「週40時間週休2日」の要求が掲げられていました。現在、長時間労働や非正規雇用、ブラック企業など問題となっています。逆戻りしてるのでしょうか?

 パネル展が東京でも開催されています。写真展のチラシの最後に「パネル展の開催地を募集しています。<問い合わせ先:070-5271-3767集広舎> とありました。

 同じ炭鉱の町・大牟田でも炭鉱、炭鉱作業、炭住での生活、閉山の時、竪坑が壊される時などの写真を見たことがあります。大牟田でこの写真展を見たら、また違った感想が出るのではないかと思いました。