1月25日、大牟田文化会館大ホールで「認知症の人とともに暮らすまちづくり宣言10周年 市民の集い」が開催されました。参加者はお年寄りが多いのでは?と思っていましたところ、子供も大人も若い方も沢山参加されていて、世代を繋ぐ活動の成果を実感しました。
第1部講演会の大熊由紀子さんの講演では、「介護の大牟田方式」と呼ばれる取り組みに講師自身も触発され、学ばれ、期待されていることが分かりました。大熊さんは大牟田の取り組みを「大牟田文化」とも言われました。模擬訓練や絵本教室開催、SOS愛情ネットワーク等を突き動かしている「ほっとかれん」「がまんでけん」というマグマのような熱情。その熱い「まちづくりの思い」を受け継ぎ、繋いでゆくことが大切だと思いました。
第2部の「まちづくりコンサート」。「ザ・ヒーリング」のピアノとバイオリンの演奏に乗って、寸劇やお話、コメント発表が進められました。認知症の周りの人達とは家族、介護施設関係者だけでなく、医療関係者、市行政、警察、パン屋さん等商業者、小中学生等沢山の人達です。沢山の人達ががつながって見守る活動が目指されています。そして、認知症の方々自身が自分の思いや苦しみ、楽しみを自分の言葉で話そうとされている~そうした取り組みも分かってきました。
最後にはさだまさしさんが作られた大牟田応援歌「チャンス」を参加者全員で歌い、次の10年に向けて「大牟田モデル」を広げ、深めて、行くことが高らかに宣言されました。
さて、これからの10年間大変です。命があるのかもわかりません。いつ認知症になるかもしれません。<集い>で提起されたことを思いつつ、毎日しっかり生きなくちゃ!