・・・天野祐吉をしのぶ朝日新聞の記事に、彼のエッセイの抜粋が掲載されていて、その中に、「イマジン」が聞こえると云う文章があった。
2005年に書かれたものですが下に抜粋を紹介します。
…憲法改正については、これから色いろな議論がなされていくことに成るんだろう。
できれば、そういう議論の場のバックミュウジックに、ジョン・レノンの「イマジン」を流してほしいものだ。
最近の、安倍政権の憲法を斜め読みし国民にヘンな法律を押し付けるやり方を見ていると、従来の日本人の在り方から、かけ離れた姿勢を感じる、日本人は昔から、「建て前と本音」と云う考え方があって、憲法九条があって、自衛隊があることも、日本人の大多数の合意のもとに、胸に収まっている話を、勝手に自衛隊の存在のみをクローズアップし、国民のイマジンが及ばないうちに、自衛隊の海外派遣を可能ならしめるのは、大多数の国民の本音と建前が一致しているとは思えない。
安倍首相は、せめて天野祐吉さんの爪の垢でも煎じて、国民のイマジンの合唱を聞きながら事を運んでほしいものだ。