夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

昼下がり 福沢一郎画

2010-11-23 09:27:55 | 洋画
ひるさがり 福沢一郎画
油彩額装 右下サイン 額裏題名 サイン
全体サイズ:横470*縦560 画サイズ:横310*縦400(6号)


福沢一郎の絵が私が子供の頃から実家の階段の踊り場に絵が掛かっていました。祖父が持ってきてくれた作品と母から聞いています。

紫陽花 福沢一郎画
油彩額装 右下サイン1952年作
全体サイズ:横790*縦686 画サイズ:横595*縦485



上の写真の作品は、1952年(昭和27年)の作ですから、福沢一郎が54歳の時の作品です。5月より渡仏していることからフランスで製作されたものかもしれません。私は昭和28年生まれですので、私が生まれた頃に入手した作品かもしれません。

もともと自宅に野間仁根の作品があったのですが、交換したらしいです。野間仁根の絵は交友のあった人の自宅の新築祝いに差し上げ、こちらを父が譲り受けた?らしいです。
野間仁根の作品を観る機会がありましたが、なかなかの作品です

野間仁根は今人気がありますので、どちらがおとくであったのか・・・またどのような経緯で交換したのかは今となってはわかりません


福沢一郎の作品はもう一作(「甕をもつ女?」)入手しましたが、一部の画材が剥落しています。修理するのに結構な値段がかかるようです・・その作品の写真は手元に携帯写真のデータしかありません






最近、インターネットオークションで本作品を見つけ、何かの縁と思い落札しました。
「紫陽花」と同じ頃の作品と推察されます。






福沢一郎(1898―1992):洋画家。群馬県富岡生まれ。東京帝国大学文学部に在学中、彫刻を習う。1924年(大正13)フランスに留学、絵画に転じてデ・キリコ、エルンストの影響を受けて、二科展、一九三〇年協会展に『嘘(うそ)発見器』ほかのシュルレアリスムの作品を出品。さらに独立美術協会の創立会員となり、31年(昭和6)の第1回展に『よき料理人』など37点を送って同年帰国する。39年美術文化協会を結成し、シュルレアリスム系前衛美術を推進する。第二次世界大戦後は欧米やラテンアメリカをたびたび巡遊。57年(昭和32)の日本国際美術展で『埋葬』が最優秀賞、62年の日本国際美術展で『霊歌』が国立近代美術館賞を受けた。壁画やステンドグラスの制作も多い。91年文化勲章受章。


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2 コメント

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福沢一郎の絵は (米吉)
2010-11-23 11:23:18
なんて清々しい色使いでしょう!
ついさっきまで降ってた雨もあがり、濡れた傘を木陰で優しく日干し。
爽やかな空気感か伝わってきす。雨上がりってなかなか絵に表現出来ないと思いませんか?
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雨上がり (夜噺骨董談義 )
2010-11-23 22:35:22
今日は雨上がりから晴天になり、また雨・・。
妙な天気?でしたが、不思議と充実した一日。

雨上がりはたしかに絵に表現するには難しいでしょうね。雨上がりの蛙を描いた酒井三良の作品がありましたが・・。
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