夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

額装にする

2012-09-13 05:25:31 | 日本画
仙台の友人からの電話で某氏のコレクションを処分したいとのこと・・、某氏が亡くなったので息子さんが処分したいらしいです。700点のコレクション、刀剣、鎧、書画、陶磁器、・・・、大概こういうものはガラクタがほとんどですが今回はいかに?? 資料を送ってくれるらしいです。

掛け軸にするといいと思うものでも額装にすることが多くなりました。掛け軸では飾るところが限られること、汚れがつきやすいこと、値段が高くなることという欠点があります。額装の欠点は収納スペースが大きくなるということです。

今回は前に投稿しました

蘭図 釧雲泉筆紙本水墨 額装
画サイズ:縦280*横480

を額装にしました。



額装にするというのは仮ということもいえます。本作品を染み抜きにして軸装にするまでの間、痛まないように鑑賞しやすいように額装にして保存しておくということです。



本作品は本来なら軸装が妥当なのでしょう。ただ今の居住環境では飾るところがない・・。



このような墨のみずみずしさを鑑賞するのには、近くで見られる額装がいいかもしれないと思っています。


またもう一点

李朝民画 鵲虎図
絹本着色 額装
画サイズ:縦250*横345

もまた額装にしました。




「鵲虎図」は以前軸装の墨一色の作品を紹介したことがあります。



この色紙程度の大きさの絵はいろんなところに飾ることができて重宝ですが、色紙額は安っぽいものは貧相になりますので、色紙額こそいいものを選択する必要があります。

額装にするときは額の選択、マットの選択、見切り縁の選択という三つの選択の楽しみがあります。それほど金銭的に余裕がありませんので、懐と相談しながらの選択となります。



額装にするということも骨董の楽しみのひとつです。気に入った陶磁器を保存する桐箱を用意したり、忙しい日常の中でのささやかな楽しみです。

小生のコレクションもいつか処分されるのか・・・、恥をかかないように整理しておきたいものです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。