年末年始に男の隠れ家にて収納場所を改めてみてみると、蒐集当初の未整理の作品が多々あります。
少ない資金から少しずつ蒐集した福田豊四郎の色紙の額。
あちこち転勤していた頃に蒐集した作品ですが、玉石混交ではあれ、よく集めたもの・・・、我ながら感心。
さて本日は渡辺省亭の同図の作品で大きさの違う作品を入手しましたので紹介します。
神使 その2 渡辺省亭筆 その23
絹本水墨淡彩軸装 軸先骨 合箱
全体サイズ:縦1900*横515 画サイズ:縦1025*横400
この作品は以前にも説明しましたが、鳩と鹿という神の使いとされた二つの動物を描いた作品です。
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石清水八幡宮と鳩:八幡神は、皇室の祖先である誉田別命(ほんだわけのみこと)を祭神とし、誉田別命が国内を平定するときに、水先案内人となったのが鳩であったとされ、以来、鳩は八幡神の使いであるとされるようになった。(春日大社・鹿島神宮・厳島神社)
春日神社と鹿:武甕槌命(藤原氏守護神)が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使とする。
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同図の作品で他の作品は以前に本ブログで紹介した作品です。
神使 渡辺省亭筆 その16
絹本水墨淡彩軸装 軸先象牙 合箱
全体サイズ:縦1910*横495 画サイズ:縦1300*横375
この二つを比べてみました。
右が「その16」で左が小さめの今回紹介する作品「その23」となります。
ここからは最初が「その16」次が「その23」となります。
鹿の部分
鹿の部分の拡大になります。
鳩の部分です。
鳩の部分の拡大になります。
木の表現部分です。
「その23」には月の表現があるように思われ、「月下の神使」という仮題にしました。
表具の部分です。
落款と印章の比較となります。
同図の作品で大きさの違う作品は珍しいと思われますが、贋作を疑うことも視野に入れても、渡辺省亭についてはあり得ることかと現時点では推察しています。
渡辺省亭の作品については描いた時期の推定を後日資料をきちんと整理してみたいと思っています。
少ない資金から少しずつ蒐集した福田豊四郎の色紙の額。
あちこち転勤していた頃に蒐集した作品ですが、玉石混交ではあれ、よく集めたもの・・・、我ながら感心。
さて本日は渡辺省亭の同図の作品で大きさの違う作品を入手しましたので紹介します。
神使 その2 渡辺省亭筆 その23
絹本水墨淡彩軸装 軸先骨 合箱
全体サイズ:縦1900*横515 画サイズ:縦1025*横400
この作品は以前にも説明しましたが、鳩と鹿という神の使いとされた二つの動物を描いた作品です。
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石清水八幡宮と鳩:八幡神は、皇室の祖先である誉田別命(ほんだわけのみこと)を祭神とし、誉田別命が国内を平定するときに、水先案内人となったのが鳩であったとされ、以来、鳩は八幡神の使いであるとされるようになった。(春日大社・鹿島神宮・厳島神社)
春日神社と鹿:武甕槌命(藤原氏守護神)が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使とする。
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同図の作品で他の作品は以前に本ブログで紹介した作品です。
神使 渡辺省亭筆 その16
絹本水墨淡彩軸装 軸先象牙 合箱
全体サイズ:縦1910*横495 画サイズ:縦1300*横375
この二つを比べてみました。
右が「その16」で左が小さめの今回紹介する作品「その23」となります。
ここからは最初が「その16」次が「その23」となります。
鹿の部分
鹿の部分の拡大になります。
鳩の部分です。
鳩の部分の拡大になります。
木の表現部分です。
「その23」には月の表現があるように思われ、「月下の神使」という仮題にしました。
表具の部分です。
落款と印章の比較となります。
同図の作品で大きさの違う作品は珍しいと思われますが、贋作を疑うことも視野に入れても、渡辺省亭についてはあり得ることかと現時点では推察しています。
渡辺省亭の作品については描いた時期の推定を後日資料をきちんと整理してみたいと思っています。