夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

2014年8月 天地交換・紐交換 二重箱・上箱新調

2014-09-04 05:31:51 | 掛け軸
退職金の優遇金利の運用も70%終了、約3年できる見込みです。ちょっと特殊な運用でしたが、有利な運用になりました。今後参考にしたい方は・・・・内緒だよ

ちょっと痛んでいる掛け軸で本体がなんともない場合には天地(上下)を新しくして、箱を新調するということをします。
漆器、掛け軸、陶磁器・・、遺すモノにかける費用はばかになりませんが、遺すと相続税だなんだといわれるとばかばかしくなることも正直なところありますね。ゆえにかなりの数を処分することとなり、その費用でメンテナンスをすることにしています。

月下楼閣水墨山水図 橋本雅邦筆
絹本水墨淡軸装 軸先鹿角 合箱 
全体サイズ:横565*縦1960 画サイズ:横503*縦1200



全体さらりと描かれていますが、その技法の確かさは全体の緊張感を損なうものではなくいい作品となっています。とはいえ著名な画家のほぼ90%は贋作ですので、判断は慎重を要します。とくに橋本雅邦などは出版物など記録がないとまず正式な真作とは認められない傾向にあります。それだけ贋作が多いということでしょう。



染み抜きしたり、全体を改修すると結構出費がかさみますが、天地交換などの方法では最小限に出費に抑えられます。



ちょっと気になるが手放すには惜しい、いましばし手元に於いて真贋を見極めたいときの作品にはちょうどよい改修かと思います。それと贋作でも普段飾っておくと何があっても惜しくはないという安心感があります。掛け軸の贋作にはそういう飾り方?もります。



「2014年8月 天地交換・紐交換 二重箱・上箱新調」 処分するだけでなくて遺すものにはそういうものあります。



表具の改装も各々の目的に応じて依頼する表具師を変え、そのやり方も変えていくのがいいと思います。



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2 コメント

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巻末の画像は・・・。 (米吉)
2014-09-04 12:07:14
何を映しているのかな?と、しばし眺めていましたが
「タトウ紙箱」から取り出した新調の漆塗りの外箱?ですか!その中に「桐箱」がチラッと・・・なるほど納得しました。
膨大な数の掛け軸と陶磁器はどのように保管管理しているのでしょうか。「内緒の有利運用」とともに気になるところですね(笑)
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不思議な映像 (夜噺骨董談義)
2014-09-04 22:08:04
そうですか、ちょっと解りにくい映像でしたね。
膨大な量?? すべていまも所蔵しているわけではありませんので・・
ナイショはナイショ・・、大丈夫、米吉さんは有効期限切れ・・
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