九州と広島への一泊の挨拶回り、懐かしき元同僚、現在の同僚らとの貴重な語らいの時間はありがたいものです。
男の隠れ家に持ち込まれた箱の中からなにやら碗が4個。「仁王」の書き銘があります。
これは小橋川永昌(二代仁王)の碗と解ります。沖縄では子供時代の呼び名をワラビナーと称するようで、仁王がワラビナーのことらしい。小橋川永昌の父親も仁王を用いていたので二代仁王として、沖縄の壷屋焼の窯を引継ぎました。
「仁王」の銘は三碗にあり、一碗は無銘ですが、同一の作者と推察されます。小橋川永昌(二代仁王)については浜田庄司との関連でも本ブログでお馴染みであり、「なんでも鑑定団」にも出品されている陶芸家です。
小橋川永昌(二代仁王)の碗 その1
口径127*高台径57*高さ58
銘はありませんが、作行きと他の作品と一緒になっていたところから、小橋川永昌(二代仁王)の碗に相違ないでしょう。
家内は四碗の中でこれがお気に入りとのこと。数茶碗のひとつにいいかも・・。
小橋川永昌(二代仁王)の碗 その2
口径126*高台径58*高さ64
この赤絵は浜田庄司や島岡達三などの作品に相通じるものがあります。
この書き銘は「なんでも鑑定団に出品された作品」と同時期のものと推察されます。
素朴な味がいい、茶碗としても使えそうですが、もともと飯碗として製作されたものかもしれません。購入時は数千円で買ったものでしょう。
小橋川永昌(二代仁王)の碗 その3
口径124*高台径59*高さ66
私はこの碗が好きです。胎土などからも浜田庄司の作品に一番近い作りになっています。
萩焼きに近い「鹿背」がうっすら出ています。
高台も砂付? 野性味溢れる作品で書銘も上記と同じ頃。同時期の作品でしょう。
見込みはまさしく浜田庄司の「地釉茶碗」と同じです。
ちなみに浜田庄司の「鉄絵茶碗」の見込みは下記の写真です。
「(縁黒)地釉茶碗」については、本ブログですでに紹介済みですが、記事はすでに非公開にしておりますのでご了解願います。
本作品はもっともオーソドックスな浜田庄司の茶碗です。
小橋川永昌(二代仁王)の碗 その4
口径146*高台径64*高さ67
家内は「パンダ?」と・・、確かに巴の文ではない。「息子の飯碗にいいとのこと。むろん育ち盛りになってから・・・」
底には書き銘があります。銘があるのは三碗です。
見込みには少しの絵付けと一滴の釉薬の垂れ・・。これが景色となっており、本作品にほんの少し面白味を加えています。
ある程度の知識がないと打ち捨てられていた作品です。箱には飯碗としか記されていませんでしたから・・。とはいえ、売買時にはされほど高くはありません。あくまでもガラクタ・・・??
小橋川永昌、金城次郎、新垣栄三郎の壷 の三人を沖縄の代表的な焼物「壺屋焼」を世間に認知させたため、親しみをこめて壷屋三人男と呼んでおり、この三人と浜田庄司の関係は本ブログで何度も紹介しておりますので、本記事では省略させていただきます。
なんでも鑑定団のインターネット上の記事は多少なりとも参考になります。
書き銘が参考になります。
この作品とて技術的には所詮稚拙。どこに価値を見出すかは鑑賞する側の感性次第です。男の隠れ家にはいろんな作品が集まってきます それ相応の目利きの持ち込みもあるので舐めたらアカン・・。
骨董との語らいもまた貴重・・??
男の隠れ家に持ち込まれた箱の中からなにやら碗が4個。「仁王」の書き銘があります。
これは小橋川永昌(二代仁王)の碗と解ります。沖縄では子供時代の呼び名をワラビナーと称するようで、仁王がワラビナーのことらしい。小橋川永昌の父親も仁王を用いていたので二代仁王として、沖縄の壷屋焼の窯を引継ぎました。
「仁王」の銘は三碗にあり、一碗は無銘ですが、同一の作者と推察されます。小橋川永昌(二代仁王)については浜田庄司との関連でも本ブログでお馴染みであり、「なんでも鑑定団」にも出品されている陶芸家です。
小橋川永昌(二代仁王)の碗 その1
口径127*高台径57*高さ58
銘はありませんが、作行きと他の作品と一緒になっていたところから、小橋川永昌(二代仁王)の碗に相違ないでしょう。
家内は四碗の中でこれがお気に入りとのこと。数茶碗のひとつにいいかも・・。
小橋川永昌(二代仁王)の碗 その2
口径126*高台径58*高さ64
この赤絵は浜田庄司や島岡達三などの作品に相通じるものがあります。
この書き銘は「なんでも鑑定団に出品された作品」と同時期のものと推察されます。
素朴な味がいい、茶碗としても使えそうですが、もともと飯碗として製作されたものかもしれません。購入時は数千円で買ったものでしょう。
小橋川永昌(二代仁王)の碗 その3
口径124*高台径59*高さ66
私はこの碗が好きです。胎土などからも浜田庄司の作品に一番近い作りになっています。
萩焼きに近い「鹿背」がうっすら出ています。
高台も砂付? 野性味溢れる作品で書銘も上記と同じ頃。同時期の作品でしょう。
見込みはまさしく浜田庄司の「地釉茶碗」と同じです。
ちなみに浜田庄司の「鉄絵茶碗」の見込みは下記の写真です。
「(縁黒)地釉茶碗」については、本ブログですでに紹介済みですが、記事はすでに非公開にしておりますのでご了解願います。
本作品はもっともオーソドックスな浜田庄司の茶碗です。
小橋川永昌(二代仁王)の碗 その4
口径146*高台径64*高さ67
家内は「パンダ?」と・・、確かに巴の文ではない。「息子の飯碗にいいとのこと。むろん育ち盛りになってから・・・」
底には書き銘があります。銘があるのは三碗です。
見込みには少しの絵付けと一滴の釉薬の垂れ・・。これが景色となっており、本作品にほんの少し面白味を加えています。
ある程度の知識がないと打ち捨てられていた作品です。箱には飯碗としか記されていませんでしたから・・。とはいえ、売買時にはされほど高くはありません。あくまでもガラクタ・・・??
小橋川永昌、金城次郎、新垣栄三郎の壷 の三人を沖縄の代表的な焼物「壺屋焼」を世間に認知させたため、親しみをこめて壷屋三人男と呼んでおり、この三人と浜田庄司の関係は本ブログで何度も紹介しておりますので、本記事では省略させていただきます。
なんでも鑑定団のインターネット上の記事は多少なりとも参考になります。
書き銘が参考になります。
この作品とて技術的には所詮稚拙。どこに価値を見出すかは鑑賞する側の感性次第です。男の隠れ家にはいろんな作品が集まってきます それ相応の目利きの持ち込みもあるので舐めたらアカン・・。
骨董との語らいもまた貴重・・??