夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

デルフト その5 染付花鳥文壺

2016-07-07 00:01:00 | 陶磁器
調達を一本化しようとすると社の方針に逆らい、個人プレーをする者が出てきます。既存の商流を守ろうとするのですが、それが個人プレーとは認識せず、周囲に対して妨害行為に及ぶとこれは厄介なことになります。さて、今日は早朝より九州と広島へ一泊にて出張し、夜は同期と一献。よって、明日の投稿は休稿となります。

ずいぶんと前になりましたが、5月の連休を利用しての帰省の帰京のルートは鷹巣から角館までの内陸縦断鉄道を・・。このルートはこれで2回目の本ブログでの紹介です。



連休中でもガラガラの車内は景色やら雰囲気を自由に堪能できます。運転席の隣で、「ほらトンネル」とか・・。



「お!、橋!」とか



途中では待ち合わせの電車も・・・。



角館では駅前でカレー・・。遊び過ぎてお腹が空いた ここからは新幹線です。



今でもときおり息子がテレビで電車をみると「トンネルがあったね」と要っています。

本日はデルフト焼の作品の紹介です。デルフト焼は好んで蒐集したわけではありませんが、いつしか「その5」となりました。

デルフト その5 染付花鳥文壺 
合箱 
口径82*胴最大幅160*底径121*高さ223



オランダのデルフト焼は明末清初の染付を模倣した作品群です。



本作品はアムステルダムのショップからの購入という触れ込みでオークションに出品されていた作品で、口縁部分に共直し、削げがある作品です。



各人の好みですが、デルフト焼は単に中国の模倣のような作品はつまらない作品が多いと思います。大きな壷で、まるで景徳鎮で作られたかのような作品には興味が湧きませんが、こちらのほうがはるかにお値段は高いようです。



中国や日本の磁器のような堅牢さはなく、まるで楽焼や源内焼のようなはかなさが初期のデルフト焼の魅力です。



本作品はそのような観点からは非常に魅力的な作品です。和洋折衷の面白さがあります。



仕上がりも雑な作品のほうが面白味があります。



人も陶磁器も模倣で完璧なものはそれはもはや単なる模倣でしかありませんね。それはすでに創造性のかけらすらない・・・、既存の商流をただ守ろうとすることも同じこと。



はてさデルフト焼に詳しい読者の皆さんの評価は?



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