夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

氏素性の解らぬ作品 和歌色紙 尾形宗謙筆

2021-08-02 00:01:00 | 掛け軸
学識の浅い小生は茶掛には疎いですが、いい茶掛が欲しいのでときおりちょっかいを出しては恥をかいています。今回も失敗を覚悟で入手した作品です。

氏素性の解らぬ作品 和歌色紙 尾形宗謙筆
和歌金彩色紙 紙本水墨軸装 軸先骨 中村岳陵鑑定箱塗二重箱
全体サイズ:縦1044*横364 画サイズ:縦211*横194

 

色紙の絵も良ければ、表具仕立ても良い。どうも見栄っ張りの小生はそこから入ってしまうようですが・・。



さて難解な書の読みはこれから・・。



そもそも中村宗謙なる人物とは・・、あの有名な尾形光琳・乾山の父ですよ。

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尾形宗謙:(おがた-そうけん) 1621~1687 江戸時代前期の豪商。元和7年生まれ。尾形宗伯の子、尾形光琳・乾山の父。

家業の呉服商雁金屋3代をつぎ,東福門院や江戸城大奥の御用をつとめる。書を父、及び光悦の高弟小島宗真に学び、光悦流の名として知られる。また絵は狩野派を山本素軒に学んだ。能楽や茶の湯も能くした。

貞享(じょうきょう)4年(1687年)6月死去、67歳。京都出身。初名は主馬、字は子伯、浩斎は号、屋号は「雁金屋」。尾形家四代宗甫の末弟でその跡継ぎとなり、東門院の呉服御用を務めた。

*本阿弥光悦の存命期間は永禄元年(1558年)~寛永14年2月3日(1637年2月27日)

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画家の中村岳陵の鑑定箱に相違ないようですが、中村岳陵と尾形宗謙との関連は・・??

 

謎が謎を生むのが骨董の世界、もとい疑問が疑問を呼んでいつか解決していく、もしくは一方で一生かかっても解決しない魑魅魍魎たる世界・・・


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