
なかなか入手できないのが郷里出身の画家「伊勢正義」の人物を描いた作品です。久方ぶりに気に入った作品を入手できましたので紹介します。

若き女性 伊勢正義画
油彩額装 誂タトウ+黄袋
F6号 額サイズ:横497*縦587 画サイズ:横318*縦410

郷里出身というだけでなく、やはりこの画家の作品はいいですね。

実に品の良い作品が多い。

写実性というよりもその内面性の表現が素晴らしいと思います。

作品のサインは下記の写真のとおりです。

展示室の廊下に飾っています。昭和の香りのする作品、左は明治期?の柱時計・・。

額は大きさの割にかなり重い・・。ムクの木材のいいものを使用しているようです。

額の作品は重いので、一人で扱えるのは12号くらいまでかな。それ以上大きくなると飾ったり、保管するにひと苦労です。扱いがたいへんなので、タトウに入れておかないと額の作品は痛みますね。額の保管にはタトウと黄袋は必須です。

郷里の公的施設には伊勢正義の下記の作品が所蔵されてるようです。
漁夫たち 伊勢正義画

縦約182cm、横約113cmのキャンバス2枚に描かれています。長く郷里の中学校にあった作品だそうですが、劣化が激しく2012年修復されてるようです。現在は冬場を除き博物館で展示されています。
さらには横手の秋田県立近代美術館 に下記の作品が所蔵されています。
集ひ 伊勢正義画 1935年作

当時の「おしゃれをした若者たち?の集まり」を描いているようです。「伊勢正義は若者たちが語り合う話に耳を傾けていたのでしょうか? 仕事のこと、遊びの話、恋愛についてと悲喜こもごもの人生がそこにはあるのでしょう。」と寸評にはありました。
隠れた巨匠と評される地元出身の画家「伊勢正義」。当方のブログは地元出身の画家や地元にゆかりのある画家の作品が多くを占めていますが、過疎のすすむ地元では残念ながらもはや蒐集する人もほとんどいなくなり、郷里出身の画家の作品を鑑賞する人も少なくなったようです。小生のような地元中心の作品を蒐集する人は希少価値かな? 郷里でも悲しいことに地元出身の画家らは作品ともどもどんどん忘れ去れているようです。