前回の「主なき、家なき茶入 その1」の「瀬戸肩衝茶入」は槍の形をしてますのでやや大きめでした。簡単な保存箱を二つ製作しあつらえることが出来ました。
本来茶入の箱はもっと高級なものにするべきなのでしょうが、当方のような勤め人ではとりあえずこのような箱にて我慢してもらいましょう。
瀬戸肩衝茶入の作品寸法を前回は記載していませんでしたが、寸法は下記の通りです。
口径22*高さ97*底径35*胴径40
適当は仕覆があるといいのですが・・。
本日は同じく仏壇から出てきた茶入です。なぜ仏壇から?? 本家の祖母が放蕩息子に骨董品を処分されることを嫌い、次男である父のところにこっそり幾つか持ってきたらしいです。歴史は繰り返す
らしい。祖母と祖父はお茶が好きで、野点用の道具を茶籠に入れて蒸気機関車の列車内でお薄をよく飲んでいたとか・・。その茶籠は私が頂きました。
さて本日の茶入の寸法は下記の通りです。
口径23.5*高さ62*底径30*胴径50
仕覆はあります。この紐の結び方もやっていないとちょくちょく忘れてしまいます。
茶入れはその景色が命です。先日、東京美術倶楽部の正札会に行ってまいりましたが、茶入そのものが良いものは少なかったです。本作品と比較できるような景色の妙を得ている作品は見当たりませんでした。
茶入はその由来、箱の書付を重要視している傾向があります。しかし小生はあくまで景色の妙、底の具合、轆轤の技術の高さを見ます。
それを除いて茶入を鑑賞すべきではありません。陶磁器、特に陶器はその鑑賞のポイントが人によってずれるものですが、茶入はわりと筋が通っているものと思います。
ただ使うことが少なくなり、家元制度が浸透してくると価値観が箱書きなどというくだらないものに固執してしまったようです。
もともと骨董というものは「主なき、家なき」ものなのです。
先祖の観る目の高さに敬意を払わざる得ません。
本来茶入の箱はもっと高級なものにするべきなのでしょうが、当方のような勤め人ではとりあえずこのような箱にて我慢してもらいましょう。
瀬戸肩衝茶入の作品寸法を前回は記載していませんでしたが、寸法は下記の通りです。
口径22*高さ97*底径35*胴径40
適当は仕覆があるといいのですが・・。
本日は同じく仏壇から出てきた茶入です。なぜ仏壇から?? 本家の祖母が放蕩息子に骨董品を処分されることを嫌い、次男である父のところにこっそり幾つか持ってきたらしいです。歴史は繰り返す
らしい。祖母と祖父はお茶が好きで、野点用の道具を茶籠に入れて蒸気機関車の列車内でお薄をよく飲んでいたとか・・。その茶籠は私が頂きました。
さて本日の茶入の寸法は下記の通りです。
口径23.5*高さ62*底径30*胴径50
仕覆はあります。この紐の結び方もやっていないとちょくちょく忘れてしまいます。
茶入れはその景色が命です。先日、東京美術倶楽部の正札会に行ってまいりましたが、茶入そのものが良いものは少なかったです。本作品と比較できるような景色の妙を得ている作品は見当たりませんでした。
茶入はその由来、箱の書付を重要視している傾向があります。しかし小生はあくまで景色の妙、底の具合、轆轤の技術の高さを見ます。
それを除いて茶入を鑑賞すべきではありません。陶磁器、特に陶器はその鑑賞のポイントが人によってずれるものですが、茶入はわりと筋が通っているものと思います。
ただ使うことが少なくなり、家元制度が浸透してくると価値観が箱書きなどというくだらないものに固執してしまったようです。
もともと骨董というものは「主なき、家なき」ものなのです。
先祖の観る目の高さに敬意を払わざる得ません。