釧雲泉の作品はすでに14作品目となりました。投稿した13作品のうちコメントの意見も含めて真作と判断したのが五作品ですので、確率は30%ということになります。凝りもせずまた挑戦ですが、果たして真贋や如何・・、真贋は骨董には宿命なようなもので、本ブログに投稿し始めた理由も広く意見を集めるためでもあります。皆様のご意見をお待ちしております。
浅絳山水図 伝釧雲泉筆
水墨淡彩紙本軸装 軸先骨細工 合箱
全体サイズ:縦1990*横417 画サイズ:縦1370*横282
落款は「雲泉写□」とあり、「釧就」「仲印」の白文朱方印の累印が押印されている。「蘭図」にも同様な累印が押印されているがそれとは異なっています。そもそも時期が異なるようです。
南画家は印章のみで判断することは避けなくてはいけません。同じような印章を複数存在することがあるからです。池大雅などはその典型といえます。あくまでも作品を見切ることが必要と言われていますが、小生はまだまだ未熟です。
どこかで依頼されて描かれたような即興性が伺えます。
下地の切れ目のような線が入っています。
愉しめる一品ですが、それはまた真贋とは別のことがあります。
浅絳山水図 伝釧雲泉筆
水墨淡彩紙本軸装 軸先骨細工 合箱
全体サイズ:縦1990*横417 画サイズ:縦1370*横282
落款は「雲泉写□」とあり、「釧就」「仲印」の白文朱方印の累印が押印されている。「蘭図」にも同様な累印が押印されているがそれとは異なっています。そもそも時期が異なるようです。
南画家は印章のみで判断することは避けなくてはいけません。同じような印章を複数存在することがあるからです。池大雅などはその典型といえます。あくまでも作品を見切ることが必要と言われていますが、小生はまだまだ未熟です。
どこかで依頼されて描かれたような即興性が伺えます。
下地の切れ目のような線が入っています。
愉しめる一品ですが、それはまた真贋とは別のことがあります。
本作品は当方は正直なところ資料がなく確認できませんが、いい味が出ている作品のように思えます。
いつもながらの資料に基づいた説明に感服するばかりです。ありがとうございます。
掛軸の印は、「岱就 仲孚」で「釧就 仲孚」とは異なりますが、このサイズ字体の印は初めて見ました。
真作かどうかは正直分かりませんが、題名に「寫意」とあるように、心情を飾らず表現した作品、と考えるとユニークなように思います。
なお、落款に「岱就寫意」と記した岡山時代の作品は、図版で見たことがありますので、「雲泉寫意」という落款は初めて見ましたが有りうるとは考えます。