
こんな汚らしい稚拙な絵は所蔵としては不用と思い処分してしまった作品です。
朝鮮民画 禮
紙本水墨彩色布装軸
全体サイズ:縦1470*横525 画サイズ:縦970*330
「朝鮮民画」の発見者であり名づけ親でもあるのが、ほかならぬ日本人の柳宋悦氏です。

朝鮮民画というものをろくに知らずに入手し、資金調達のために手放した作品です。この頃、資金が必要であり、金策の一助として多くの所蔵品を処分しましたが、その中の一作品です。最近になって少し朝鮮民画を集めてみようかと思い、検索したところ資料が出てきました。記憶にも薄かった作品ですが、今はなかなか手に入りません。このように売却して悔いるのも骨董趣味のひとつです。
しかし、ものはものでしかなく、学ぶものを学んだらものはすでにその人には無用のように思えます。
民画という言葉は、民芸運動の創始者である日本人の柳宗悦が、日本の大津絵などの民俗絵画を指して使い始めたものです。
柳は、日本統治時代の朝鮮でも美術品を収集研究し、朝鮮民画の収集研究も始めました。柳によって、それまでは収集研究の対象とは考えられていなかった朝鮮民画が、注目され収集研究の対象となったようです。
朝鮮民画の種類は多いですが、大きく分ければ、道教系、仏教系、儒教系、装飾系に分けられるとのことです。
虎の絵は、朝鮮民画の最も代表的なもので,鵲と虎を一緒に描いた鵲虎図や、山神が虎を従えた山神図などがあります。
虎の絵は最近、ネットオークションに出品されていましたが、残念ながら地震の影響で落札できませんでした。
長生図は、長寿の象徴である、鶴、亀、鹿、松、竹、などを描いたものです。青竜、白虎、朱雀、玄武などの方位神や、十二支神、竜、鳳凰、麒麟などを描いた物もあります。山水画、動物画、植物画なども多いが、独特の物として、文字を絵にした文字図や、本などを乗せた棚を描いた冊架図がります。本作品はその文字を絵にした文字図と呼ばれている作品です。

韓国の民画:50以上にも及ぶ種類で形成されていて、その多くは色彩豊かに描かれる。民画は朝鮮王朝500年にわたって庶民の暮らしに重要な位置付けをした民族絵画であり、宮廷画家や学者層の画家達、いわば伝統絵画が主に美的鑑賞だけに目的をおいていたのに反して、一般庶民のお守り的感覚(縁起物)と同時に装飾品としても使われた。つまり一般庶民生活での冠婚葬祭や重要な儀式に無くてはならない必需品であった。民画には画家の烙印が押されていないのが特徴で、宮廷画家達が民画の署名入りを非芸術的だと言って反対したためだ。このように匿名にもかかわらず多くの民画家たちの美的感覚と技法は宮殿画家と違い自由な技法で描かれた作品には素晴らしいものが多く、また民画は李朝時代の儒教思想の普及にも大きく貢献した。
朝鮮民画 禮
紙本水墨彩色布装軸
全体サイズ:縦1470*横525 画サイズ:縦970*330
「朝鮮民画」の発見者であり名づけ親でもあるのが、ほかならぬ日本人の柳宋悦氏です。

朝鮮民画というものをろくに知らずに入手し、資金調達のために手放した作品です。この頃、資金が必要であり、金策の一助として多くの所蔵品を処分しましたが、その中の一作品です。最近になって少し朝鮮民画を集めてみようかと思い、検索したところ資料が出てきました。記憶にも薄かった作品ですが、今はなかなか手に入りません。このように売却して悔いるのも骨董趣味のひとつです。
しかし、ものはものでしかなく、学ぶものを学んだらものはすでにその人には無用のように思えます。
民画という言葉は、民芸運動の創始者である日本人の柳宗悦が、日本の大津絵などの民俗絵画を指して使い始めたものです。
柳は、日本統治時代の朝鮮でも美術品を収集研究し、朝鮮民画の収集研究も始めました。柳によって、それまでは収集研究の対象とは考えられていなかった朝鮮民画が、注目され収集研究の対象となったようです。
朝鮮民画の種類は多いですが、大きく分ければ、道教系、仏教系、儒教系、装飾系に分けられるとのことです。
虎の絵は、朝鮮民画の最も代表的なもので,鵲と虎を一緒に描いた鵲虎図や、山神が虎を従えた山神図などがあります。
虎の絵は最近、ネットオークションに出品されていましたが、残念ながら地震の影響で落札できませんでした。
長生図は、長寿の象徴である、鶴、亀、鹿、松、竹、などを描いたものです。青竜、白虎、朱雀、玄武などの方位神や、十二支神、竜、鳳凰、麒麟などを描いた物もあります。山水画、動物画、植物画なども多いが、独特の物として、文字を絵にした文字図や、本などを乗せた棚を描いた冊架図がります。本作品はその文字を絵にした文字図と呼ばれている作品です。

韓国の民画:50以上にも及ぶ種類で形成されていて、その多くは色彩豊かに描かれる。民画は朝鮮王朝500年にわたって庶民の暮らしに重要な位置付けをした民族絵画であり、宮廷画家や学者層の画家達、いわば伝統絵画が主に美的鑑賞だけに目的をおいていたのに反して、一般庶民のお守り的感覚(縁起物)と同時に装飾品としても使われた。つまり一般庶民生活での冠婚葬祭や重要な儀式に無くてはならない必需品であった。民画には画家の烙印が押されていないのが特徴で、宮廷画家達が民画の署名入りを非芸術的だと言って反対したためだ。このように匿名にもかかわらず多くの民画家たちの美的感覚と技法は宮殿画家と違い自由な技法で描かれた作品には素晴らしいものが多く、また民画は李朝時代の儒教思想の普及にも大きく貢献した。
最近のブログの内容が更に奥深くなってきたからでしょうか?
それともバラエティーに富んできたからでしょうか?
不思議です!
読まれる方が多いとわりとプレッシャーになります。震災対策等と計画停電でブログの作成もままならず・・。