夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

まくりを表具した作品 観桜美人図 伝三木翆山筆

2016-09-24 00:01:00 | 掛け軸
床を片付けてどの作品を飾ろうかと思うとき・・・・、



理屈抜きに誰が見ても「きれいだな」と思える作品を飾りたくなるときがあります。

観桜美人図 伝三木翆山筆
絹本着色 軸先 合箱
全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦1400*横540



本作品は「まくり(未表装)」の状態での購入です。「まくり」だからといって、模写と決め付けるのは早計で、藤井達吉、天龍道人、平福百穂、福田豊四郎の作品をまくりの状態で当方では入手しています。



季節は春ですが、迎える秋の侘しさに耐え切れない心情の時には春の華やかな作品もいいものです。



人というものは決まりごとだけで生きてはいけないものですから・・。



辛い思いを心の奥底に抱えながら、笑って生きていくものです。



得てして骨董の世界や茶の世界は決まりごとだらけですが、それでは息がつまります。



そんな作品は拵えもきちんと艶やかに?



暗くして照明をあて、刀剣の拵えを手前におきました。



息子も「きれいだね~」。



まくりの状態の作品は屏風の剥がした作品でない限り、うぶできれいな状態ですので、表具すると見違えるようになります。これも掛け軸の愉しみのひとつです。表具という日本文化を愉しみましょう。



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