福田豊四郎の作品には数はそれほど多くはないものの犬を題材にした作品があります。郷里で犬を飼っていたという記事を読んだこともあり、その影響もあるのでしょう。本日は郷里の骨董店から頂いた雪だるま?と戯れる仔犬を描いた作品の紹介です。
仔犬 福田豊四郎筆 その169
紙本着色額装 誂えタトウ+黄袋
全体サイズ:縦521*横552 作品サイズ:縦407*横293
掛け軸の他の作品を購入する際に、「この作品かわいいいね。」と話していたら、「よかったらどうぞ。」と骨董店のご主人が言われて頂いた作品です。
額のマットと裏面は神田の草土舎にて若干補修していただきました。
秋田犬ではなさそうですね。福田豊四郎の犬を描いた作品に秋田犬を描いた作品は珍しく、雑種犬が多いようです。落款からは晩年の昭和40年頃の作と推定されるようです。
小作品ですが本ブログでは犬を題材した作品を紹介しています。
犬 福田豊四郎筆
紙本着色額装 誂えタトウ+黄袋
全体サイズ:縦461*横552 作品サイズ:縦242*横334
下記の作品はおそらく戦前の作でしょう。
春寒 福田豊四郎筆
絹本着色色紙額装タトウ入 3号
画サイズ:縦270*横240
母が福田豊四郎の犬を題材にした作品を見た時に「福田豊四郎さんの真骨頂だね。」と感慨深げにつぶやいたことがあります。秋田犬で有名な秋田県大館市で育った父は犬が好きでその秋田犬をはじめ多くの犬を飼っていましたが、父や母が友人としても付き合いをさせていただいたいた福田豊四郎氏と犬を話題にしたことがたびたびあったのかもしれません。
帰省から間もないのですが、故郷がまた懐かしくなりました。