
家内からのメールに息子の写真が添付されていました。スイカの上に腰掛けたその写真を見ると、最近ずいぶんと「少年」じみてきたな~と感心してしまいました。
あっという間に赤ちゃんから少年になりつつあります。まだ2歳と7ヶ月ですが・・・。愉しみのような、正直なところ恐いような気がします。

昨日は体調が悪く、早退して自宅の筋向いの病院に出かけたところ、息子は義母と病院前まで迎えに来て「大丈夫?」、「抱っこしたから?」と心配していました。
さて郷土の工芸品を探していたら、さてなにやら男の隠れ家から純銀の水指が出てきました。

作者は地元出身のようです。

賛否両論がありそうな作品ですが、夏の暑いときには似合いそうな作品です。

郷里は銀細工の盛んなところですが、純銀は扱いに注意が必要です。

漆、金銀、刀剣とい道具の扱いは素手で触ることは基本的には厳禁です。あらかじめ手袋を用意しておくことが必要です。本日の作品もそのひとつです。

香道具 笹文様蒔絵
黒塗外箱 全体寸法 高さ215*幅255*奥行き182

外箱から器を取り出し、最初の蓋を開けると香盆が出てきます。漆器の華奢さに緊張感が増します。傷や手垢などをつけないように細心の注意を払います。
息子を寝かしつけ、湿気が厳禁ですので、風通しの良いところか空調の管理された部屋で慎重に扱います。倉庫改修の目的は湿気対策がそのひとつで、倉庫改修にエアコンが5台、郷里には3台増設しました。

一段目。おそらく嫁入り道具に誂えた作品?で、一度も使用していないうぶな道具です。すべてが完品で絹布で包まれています

一人の塗師だけで作られたものではないと推察されます。

「高蒔絵の硯箱」とはいかにないまでも豪奢でかわいらしい硯です。ただ(高蒔絵の硯箱の紹介はまた後日)筆類が見当たりません。

お香が入れられた包装はすべて手書きの絵になっています。

二段目は道具類。

本来、取り扱いに慣れている人にしか触れられないものです。硝子ケースの中では味わえない作品鑑賞です。当方も年一回の状態確認のためのときだけの作業です。緊張する時間です。
一度、作品を観るまで作品の梱包を解くと、元に戻すのはわりと神経を使います。気の短い人や体力のない人、腰を痛めている人はまず手を出さないほうがいいでしょう。

本作品は、それほど豪奢でないにしろ、いわゆる大名道具のひとつでかもしれません。祖父もこのような作品を書院などに飾っていました。当方ではむろん香道などは縁がありませんが、この作品は使うためではなく飾りと割り切っています。
蒔絵の作品はいくら写真で紹介しても、実際に直接目で見て、触れないとその作品の出来不出来が解らないと思います。
骨董は不思議なもので贋作は写真のほうがよく見え、真作は写真のほうが悪く見えるようです。人も同じように思いますが・・・。美人、イケメンほど意外につまらない人が多いようです
「息子よ、つまらない人間にはなるなよ!」、 「はい!」と息子はいつも返事はいいのだが・・・。昨夜は遅くまでベットで小生に絡みついてくる息子でした。
あっという間に赤ちゃんから少年になりつつあります。まだ2歳と7ヶ月ですが・・・。愉しみのような、正直なところ恐いような気がします。

昨日は体調が悪く、早退して自宅の筋向いの病院に出かけたところ、息子は義母と病院前まで迎えに来て「大丈夫?」、「抱っこしたから?」と心配していました。
さて郷土の工芸品を探していたら、さてなにやら男の隠れ家から純銀の水指が出てきました。

作者は地元出身のようです。


賛否両論がありそうな作品ですが、夏の暑いときには似合いそうな作品です。

郷里は銀細工の盛んなところですが、純銀は扱いに注意が必要です。

漆、金銀、刀剣とい道具の扱いは素手で触ることは基本的には厳禁です。あらかじめ手袋を用意しておくことが必要です。本日の作品もそのひとつです。

香道具 笹文様蒔絵
黒塗外箱 全体寸法 高さ215*幅255*奥行き182

外箱から器を取り出し、最初の蓋を開けると香盆が出てきます。漆器の華奢さに緊張感が増します。傷や手垢などをつけないように細心の注意を払います。
息子を寝かしつけ、湿気が厳禁ですので、風通しの良いところか空調の管理された部屋で慎重に扱います。倉庫改修の目的は湿気対策がそのひとつで、倉庫改修にエアコンが5台、郷里には3台増設しました。

一段目。おそらく嫁入り道具に誂えた作品?で、一度も使用していないうぶな道具です。すべてが完品で絹布で包まれています

一人の塗師だけで作られたものではないと推察されます。

「高蒔絵の硯箱」とはいかにないまでも豪奢でかわいらしい硯です。ただ(高蒔絵の硯箱の紹介はまた後日)筆類が見当たりません。

お香が入れられた包装はすべて手書きの絵になっています。

二段目は道具類。

本来、取り扱いに慣れている人にしか触れられないものです。硝子ケースの中では味わえない作品鑑賞です。当方も年一回の状態確認のためのときだけの作業です。緊張する時間です。
一度、作品を観るまで作品の梱包を解くと、元に戻すのはわりと神経を使います。気の短い人や体力のない人、腰を痛めている人はまず手を出さないほうがいいでしょう。

本作品は、それほど豪奢でないにしろ、いわゆる大名道具のひとつでかもしれません。祖父もこのような作品を書院などに飾っていました。当方ではむろん香道などは縁がありませんが、この作品は使うためではなく飾りと割り切っています。
蒔絵の作品はいくら写真で紹介しても、実際に直接目で見て、触れないとその作品の出来不出来が解らないと思います。
骨董は不思議なもので贋作は写真のほうがよく見え、真作は写真のほうが悪く見えるようです。人も同じように思いますが・・・。美人、イケメンほど意外につまらない人が多いようです

「息子よ、つまらない人間にはなるなよ!」、 「はい!」と息子はいつも返事はいいのだが・・・。昨夜は遅くまでベットで小生に絡みついてくる息子でした。
淡艸と申します。
久しぶりに素晴らしい香道具を拝見し、感動致しました。
大名か高位の旗本か、あるいは豪商か、いずれにしても施主の高雅な趣味と作り手の卓越した技量が結実した、誠に上品なお道具と拝察致しました。
火道具も今は見られない古様で、結構なものですね。
眼福でした。
有難うございます。
「施主の高雅な趣味と作り手の卓越した技量が結実」という文は誠に的を得た表現のように思います。
最近の方は、このような古美術への理解に乏しいようですが、ご理解をいただける方からのコメントは嬉しく思います。
拙文、拙なる写真のブログですが、古来の美学を少しでも将来に伝えていきたいと思っています。今後ともご指導をよろしくお願いいたします。
さて、当方、多少、香道とは縁があり、たまたま貴ブログに行き着くことができました。
素晴らしいお道具を、写真とはいえ拝見することができ、感謝致しております。
当方も所謂、古美術(彫刻と茶釜、香道具がメインですが)が好きで懐具合を気にしながらささやかに集めております。
是非、私の方こそ、種々ご教示を頂けたら、幸いです。
今後ともよろしくお願い致します。
実は彫刻と茶釜、香道具となると小生には苦手な分野ですが、またなにか作品がありましたら投稿したいと思います。
こちらこそよろしくお願いいたします。