夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

鯉 堅山南風筆

2012-10-10 04:53:05 | 掛け軸
本作品は写真では解らないシミが多数あります。シミ抜きが必要な段階といえます。しみ抜きは表具師に頼んで改修することになりますが、単なる軸装への表具よりも高くなります。

鯉 堅山南風筆
紙本淡彩軸装軸先 共箱 
画サイズ:縦1165*横320 全体サイズ:縦2000*横445



落款と箱書の印章から真作と断定できますが、作品の印章は確認できていません。さらりと描かれた佳品ですが、シミがありいずれシミ抜きが必要となる作品です。

着物もしみ抜き仕立て直しをして、次世代へ引き継がれていくもの。いいものはそれなりのメンテナンスが必要なようです。



堅山南風の鯉の作品は二作目、堅山南風としては三作目の投稿となります。

  

この時代の巨匠の作品は最近インターネットオークションによく出品されています。真贋を見極めればいい作品が手頃な値段で入手できます。ただ、本作品のようにシミがない状態で、綺麗な状態のものを選んだほうがいいです。表具の改装費用は安くはありません。

自分で所蔵している作品のメンテナンスはきちんとしたほうがいいでしょう。ただ、あまり高い値段を提示したり、腕の悪い表具師は避けるべきでしょう。そのような作品がある方は当方にご相談をしていただければ腕の良くて良心的な表具師を紹介します



いったい鯉を題材とした作品はいくつになったのでしょうか? 結構な数のような気がします。

小生の影響で家内も鯉に興味を持ったらしい



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