夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

岩魚釣図 野田九浦筆 その4

2016-03-23 00:01:10 | 掛け軸
先週末には亡くなった同級生の葬儀にために郷里まで・・。空港には友人の同級生が迎えに来てくれて、葬儀には各地からまた同級生が多数駆けつけ、葬儀の後には恩師に線香をあげに恩師の自宅に、そしてその後は「故人を偲ぶ会」を催し多数のまた同級生が・・。これだけ集まるクラス会はないと恩師の奥様。もうクラス会も40回を超えていますが、何十年ぶりにあった同級生もいました。

夕方にはさらに会食という好々爺、婆になってきた同じクラスの同級生たちに後ろ髪を引かれる思いで、亡くなった家内の実家へ向かいました。



たんぼには白鳥がたくさん舞い降りており、亡くなった同級生がたくさんの同級生を集めたような思いにかられました。



本日は郷里出身の画家である寺崎廣業の門下生で、寺崎廣業の箱書鑑定などもしている画家の野田九浦の作品です。最近の日曜美術館にも作品が登場して話題を呼んだ画家です。

岩魚釣図 野田九浦筆 その4
絹本着色軸装 軸先擬象牙 共箱
全体サイズ:縦2155*横564  画サイズ:縦1282*横420



2016年3月13日放送NHK日曜美術館「アートの旅 みつけよう、美 決定版」より

「今回の最初の旅人は、ノーベル賞科学者・大村智さん。訪れるのは、故郷・山梨県にある韮崎大村美術館。この美術館には大村さんが収集してきた1700点に及ぶコレクションを収蔵する。 大村さんは、研究者として成功をつかむまで、何度も挫折を味わった。その度に、生きる勇気をもらったのが絵だった。そんな大村さんの美の発見の物語をひもとく。片岡球子の絵の独創性に感銘する。また野田九浦の「松尾芭蕉図」に癒される。」



岩魚釣りはいつ頃が時期なのでしょうか? 釣りには疎い小生ですので、明確ではありませんが、初夏(5月~)かな? 郷里は渓流釣りにたくさんの人があちこちから来るようです。



家内曰く「帽子が小さい、手の表現がぎこちない」だと・・。



「こんなもんじゃない」と小生。



山桜?



野田九浦の共箱は意外に少ないかもしれません。

  

だんだん暖かくなる季節にはもってこいの一幅のように思います。



寂しくなるが「友よ、安らかに眠れ。いろいろとありがとう。」



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2 コメント

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拝見できて嬉しいです (りあんな)
2016-03-23 13:42:32
細部の画像も載せて頂き、ありがとうございます!じっくり拝見させて頂きました。芭蕉の絵は、少し物寂しい思いがして、それなので逆に癒される気がしましたが、岩魚釣の絵も優しい雰囲気ですね。共箱も拝見できて、楽しい時間でした。
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コメントをありがとうございます (夜噺骨董談義)
2016-03-23 23:01:05
この作品は私は気に入っています。
コメントをありがとうございます。ちょっぴり専門的なブログ?なのでコメントが少ないのですが、このようなコメントはたいへん嬉しく思います。
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