夏が近づいてきたので季節に合うということと再考を含めて、本日改めて紹介する2作品を飾ってみました。
下記の掛け軸は蒐集して間もない頃に購入した作品であり、「疑わしき作品」として分類しておりますが絵の出来自体は気に入っている作品です。それゆえときおり書斎などひと目につくところに飾っています。
特別再投稿 疑わしくても良い作品? 海上風静 伝竹内栖鳳筆
絹装軸絹本着色 軸先本象牙 二重箱太巻共箱
全体サイズ:縦1545*横722 画サイズ:縦442*横571
共箱で太巻き、二重箱と誂えは申し分ありませんね。
仙台に在住していた頃には借家の床の間によく飾っていて、今となっては親しみのある作品でもあります。
竹内栖鳳が極端に簡略した描き方を世に打ち出した頃の画風ですね。
とくに松の描き方などに顕著にその技法が顕われています。
この技法には当時、賛否両論があったようです。
共箱の箱書らは下記の写真のとおりで、とくに疑うべき点はありません。
箱に記されている所蔵印(「百草園?」)のようなものは不明です。落款にも違和感はありませんね。
問題は印章ですね。
下記の写真が資料からの印章です。比較では違和感が拭いきれないものがありますね。
太さの違いは箱印のせいもあるようで、箱書の印は他の真作との箱印との比較でも良さそうかな? 当方は印章には無頓着なほうですが、それなりに裏付けの調査はしています。
さて、本日飾ったのは、今年は家内の13回忌なので「聖観音像」です。
疑わしくても良い作品? 聖観音像 伝高村光雲刀
木彫 三越シール有 合箱
高さ325*本体最大幅70*本体最大奥行65*台径119
作品の詳細は本ブログの掲載記事を参考にしてください。
作品の出来、彫銘(「高村」から真作なら工房作品と判断されます。本人作は「高邨」となります・・)、箱書は共箱ではありませんが、かなり真作の共箱の書体に近似しています。三越シールはおまけのようなものでしょう。
よほどの目利きでない限りこの両作品の真贋は解らないでしょうね
ひと目で贋作と解る低レベルの作品ではこちらの品位に関わりますが、この両作品は「ひと目につくところ」に飾って置くことに問題のないのはどなたも異論はないでしょう
下記の掛け軸は蒐集して間もない頃に購入した作品であり、「疑わしき作品」として分類しておりますが絵の出来自体は気に入っている作品です。それゆえときおり書斎などひと目につくところに飾っています。
特別再投稿 疑わしくても良い作品? 海上風静 伝竹内栖鳳筆
絹装軸絹本着色 軸先本象牙 二重箱太巻共箱
全体サイズ:縦1545*横722 画サイズ:縦442*横571
共箱で太巻き、二重箱と誂えは申し分ありませんね。
仙台に在住していた頃には借家の床の間によく飾っていて、今となっては親しみのある作品でもあります。
竹内栖鳳が極端に簡略した描き方を世に打ち出した頃の画風ですね。
とくに松の描き方などに顕著にその技法が顕われています。
この技法には当時、賛否両論があったようです。
共箱の箱書らは下記の写真のとおりで、とくに疑うべき点はありません。
箱に記されている所蔵印(「百草園?」)のようなものは不明です。落款にも違和感はありませんね。
問題は印章ですね。
下記の写真が資料からの印章です。比較では違和感が拭いきれないものがありますね。
太さの違いは箱印のせいもあるようで、箱書の印は他の真作との箱印との比較でも良さそうかな? 当方は印章には無頓着なほうですが、それなりに裏付けの調査はしています。
さて、本日飾ったのは、今年は家内の13回忌なので「聖観音像」です。
疑わしくても良い作品? 聖観音像 伝高村光雲刀
木彫 三越シール有 合箱
高さ325*本体最大幅70*本体最大奥行65*台径119
作品の詳細は本ブログの掲載記事を参考にしてください。
作品の出来、彫銘(「高村」から真作なら工房作品と判断されます。本人作は「高邨」となります・・)、箱書は共箱ではありませんが、かなり真作の共箱の書体に近似しています。三越シールはおまけのようなものでしょう。
よほどの目利きでない限りこの両作品の真贋は解らないでしょうね
ひと目で贋作と解る低レベルの作品ではこちらの品位に関わりますが、この両作品は「ひと目につくところ」に飾って置くことに問題のないのはどなたも異論はないでしょう