
地震、台風など自然の災害を考える時になかなか万全とは難しそうですが、建物を建てる時にその立地をよく考えるべきかとも思います。
柴田是真の作品は「児戯之図」についで2作目になります。
甲子之図 柴田是真筆
絹装軸紙本水墨鑑定箱入
画サイズ:196*788

本作品は1864年の作であり、柴田是真が55歳のときの作である。甲子之図であり,
鼠は大黒様の使いで金運を運ぶという。めでたい図柄であり、また描法も洒脱である。同じような作品が図録にあったので参考として写真を掲載した。印章は号である「対柳居」を使用している。この号は1833年から使っている。鑑定は庄司竹真であり、竹真は池田泰真の弟子であり、是真とともに師弟関係にあった。なお、現在の所定鑑定人は庄司芳真であり、その前が庄司容真である。いずれ根拠のある鑑定箱書きであり真作と判断できる作品。

庄司竹真:東京生まれの日本画家。名は余四郎。字は有敬。別号に可寛菴、精々軒等がある。柴田是真に師事し、絵画、描金、漆画を学んだ。昭和11年(1936年)没、82
才。柴田是真の作品の鑑定を行っている。
柴田是真:幕末から明治時代に活躍した絵師・蒔絵師。文化4年(1807)に生まれ、蒔絵師古満寛哉に入門して蒔絵の技術を、文政5年(1826)には円山四条派の絵師鈴木南嶺に就いて絵画を学ぶ。居宅を「対柳居」と命名。以後、亡くなるまでの50余年間、この対柳居で数々の名品・秀作を制作した。和紙に色漆で描く漆絵も多数遺し、是真は下図を描くことにより、画期的な蒔絵・漆絵を生み出す。
なお是真の号は、聖徳太子が遺したという「世間虚仮 唯仏是真」の偈に拠る。
柴田是真の作品は「児戯之図」についで2作目になります。
甲子之図 柴田是真筆
絹装軸紙本水墨鑑定箱入
画サイズ:196*788

本作品は1864年の作であり、柴田是真が55歳のときの作である。甲子之図であり,
鼠は大黒様の使いで金運を運ぶという。めでたい図柄であり、また描法も洒脱である。同じような作品が図録にあったので参考として写真を掲載した。印章は号である「対柳居」を使用している。この号は1833年から使っている。鑑定は庄司竹真であり、竹真は池田泰真の弟子であり、是真とともに師弟関係にあった。なお、現在の所定鑑定人は庄司芳真であり、その前が庄司容真である。いずれ根拠のある鑑定箱書きであり真作と判断できる作品。


庄司竹真:東京生まれの日本画家。名は余四郎。字は有敬。別号に可寛菴、精々軒等がある。柴田是真に師事し、絵画、描金、漆画を学んだ。昭和11年(1936年)没、82
才。柴田是真の作品の鑑定を行っている。
柴田是真:幕末から明治時代に活躍した絵師・蒔絵師。文化4年(1807)に生まれ、蒔絵師古満寛哉に入門して蒔絵の技術を、文政5年(1826)には円山四条派の絵師鈴木南嶺に就いて絵画を学ぶ。居宅を「対柳居」と命名。以後、亡くなるまでの50余年間、この対柳居で数々の名品・秀作を制作した。和紙に色漆で描く漆絵も多数遺し、是真は下図を描くことにより、画期的な蒔絵・漆絵を生み出す。
なお是真の号は、聖徳太子が遺したという「世間虚仮 唯仏是真」の偈に拠る。

その是真がこんな可愛らしい鼠とは、なんとも面白いですね。耳の描き方、スイカの種のような愛らしい目、現代のイラストやキャラクターのようです。
甲子とは暦の始まりで縁起も良く、いい絵ですね。
加納夏雄にしろ、柴田是真にしろ彫金家や漆芸家は絵をかなり修行したようです。
日本の芸術のベースは日本画にあるようです。