夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

蕗二蟹 福田豊四郎筆 その135 

2022-06-20 00:01:00 | 日本画
ひさかたぶりに年末年始にて帰郷して入手した福田豊四郎の作品です。平福穂庵、平福百穂父子や寺崎廣業、そして福田豊四郎の作品を地元の骨董店で見せていただいたのですが、気に入った作品は下記の作品のみでした。



蕗二蟹 福田豊四郎筆 その135  
和紙本水墨淡彩額装 タトウ+黄袋誂
額装:縦444*横475 画サイズ:縦272*横310



落款や印章からおそらく昭和10年~15年頃の作でしょう。



晩年には蓮の上の蛙などの作品もあります。



まだ初期の頃の作品ながら、まるで晩年期のような円熟度をみせている作品です。



越後和紙のような楮が多く入った和紙に描かれています。



福田豊四郎の作品でも円熟期の作品より戦前の作品のほうが好きだという方は多いようです。



同時期の大作と一緒に飾って愉しんでいます。



福田豊四郎の作品を蒐集して面白いのは、図集に掲載されている作品よりこのような親しみのある作品の方が魅力的だという点でしょう。



いろんなところに展示していても愉しくなる作品です。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。