名前
バッサーマン・ヨルダン
場所
ダイデスハイム
特記
96年の親方交代時期の低調からの脱出が伝えられて久しいが、今回の試飲を以って完全復活を祝福したい。伝統的な個性を継承しながらバラツキの少ない質を維持して、新しい都会的な軽やかさを身につけた。
履行日時
2005年2月28日
試飲ワイン
2004年ダイデスハイマー・キーセルベルクの辛口キャビネット、
2004年ルパーツベルガー・ライターパードの辛口キャビネット、
2004年ダイデスハイマー・ラインヘーレのキャビネット、
2003年フォルスター・イエズイテンガルテンのシュペートレーゼ、
2002年ダイデスハイマー・キーセルベルクのシュペートレーゼ、
全五種類。
感想
キーセルベルクの2004年辛口キャビネットは、飛びぬけて良かった。土地の良さが素直に出るような控えめさと、此処の伝統的なアロマの出方が巧妙である。つまり此処のワインを愛している者にとっては間違いない選択である。この控えめさこそが現親方の美質である。次のワインは、ガラス製の封を使っており、開け締めが出来る。独特の濃くがありながらも、まとまりがあまり良くなかった。2003年のラインヘェーレのキャビネットは幾分大味である。甘口のシュペートレーゼでは、2003年のイェーズイトガルテンが流石に寝かせておけるだけの内容があった。しかし酸と糖の強さが無く、10年以上の長期保存にはあまり適さないだろう。
総論
今回は試飲しなかったグラン・クリュの特等地所ワインと一般消費用の手頃な価格帯のワインの色分けも注視したい。そのような洗練した旨味のある辛口ワインだけでなく、長期保存向きの強い甘口ワインが今後提供されるかにも注目。ラインガウのロバート・ヴァイルや地元のフォン・ブールなどのグラン・クリュ名門醸造所同士で共同試飲会を行うようなことなどは、以前では考えも出来なかった状況の変化である。これらの企画が少なくともドイツワインの内外でのイメージ向上に繋がる事を期待したい。
参照:ドイツワイン三昧 第一話 [ ワイン ] / 2004-11-07
バッサーマン・ヨルダン
場所
ダイデスハイム
特記
96年の親方交代時期の低調からの脱出が伝えられて久しいが、今回の試飲を以って完全復活を祝福したい。伝統的な個性を継承しながらバラツキの少ない質を維持して、新しい都会的な軽やかさを身につけた。
履行日時
2005年2月28日
試飲ワイン
2004年ダイデスハイマー・キーセルベルクの辛口キャビネット、
2004年ルパーツベルガー・ライターパードの辛口キャビネット、
2004年ダイデスハイマー・ラインヘーレのキャビネット、
2003年フォルスター・イエズイテンガルテンのシュペートレーゼ、
2002年ダイデスハイマー・キーセルベルクのシュペートレーゼ、
全五種類。
感想
キーセルベルクの2004年辛口キャビネットは、飛びぬけて良かった。土地の良さが素直に出るような控えめさと、此処の伝統的なアロマの出方が巧妙である。つまり此処のワインを愛している者にとっては間違いない選択である。この控えめさこそが現親方の美質である。次のワインは、ガラス製の封を使っており、開け締めが出来る。独特の濃くがありながらも、まとまりがあまり良くなかった。2003年のラインヘェーレのキャビネットは幾分大味である。甘口のシュペートレーゼでは、2003年のイェーズイトガルテンが流石に寝かせておけるだけの内容があった。しかし酸と糖の強さが無く、10年以上の長期保存にはあまり適さないだろう。
総論
今回は試飲しなかったグラン・クリュの特等地所ワインと一般消費用の手頃な価格帯のワインの色分けも注視したい。そのような洗練した旨味のある辛口ワインだけでなく、長期保存向きの強い甘口ワインが今後提供されるかにも注目。ラインガウのロバート・ヴァイルや地元のフォン・ブールなどのグラン・クリュ名門醸造所同士で共同試飲会を行うようなことなどは、以前では考えも出来なかった状況の変化である。これらの企画が少なくともドイツワインの内外でのイメージ向上に繋がる事を期待したい。
参照:ドイツワイン三昧 第一話 [ ワイン ] / 2004-11-07