Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

脱コロナへマスク解除

2021-09-16 | ワイン
ルツェルンで購入したメルローを開けた。駅ビルのコープで安売りで9フランであった。だから産地も平野部のベレルナで全く期待していなかった。しかし品質は同じ品種のボルドー物より遥かにいい。熟成度は足りないが丁度いい感じでの引き締まり感がある。

勿論の事、ボルドーでもワインのロールスロイスポメロールのようなものとは異なって、それに対するスイスの最高級のメルローのアーモンド風味や香味などは期待できない。しかしスーパーワインでドイツでも同じ価格帯のドルンフェルダーと味は似てもいるのだが、やはりドルンとはしなくて引き締まっているのが嬉しい。

それで食事後のつき合せのアーモンドの入った血のソーセージの良さを引き出すまでではなかったのだが、チーズとイタリア産の赤葡萄と共に楽しめた。

フランクフルトのオペラも日曜日から満席を入れるようになった様だ。合唱団も奥では無くて舞台で歌ったようである。要するに舞台や奈落は正常化してきている。客席では但しマスク義務があって外せない。

しかし、ドイツの新陽性者指数はピークアウトして、フランクフルトも昨週の200へ届こうかという所から130へと落ちてきている。3G規制はあるが、支配人は接種したくない者も尊重すると語っている。

ドロステン教授に言わせると、この冬に英国は一足先にコロナから脱出するだろうとしている。理由は接種に係らず集団感染で集団免疫に達成するからである。しかしドイツは地方によっては穴があって、今後一進一退があるとされる。つまり一度罹ってもまた罹るとなる。しかしそれを通して、コロナの弱毒化でただの風邪になるとされている。

要するに、英国やスェーデンのように既に殺してしまっていれば、感染を広げても接種の力もあって死者も今後増えずに感染が収まるが、今迄死者を抑えていたようなドイツなどの方が当然のことながら脱出に時間が掛かる。

先ずは今回の減少傾向が顕著になる中でマスク義務を全廃するのも比較的安全な感染の緩やかな広げ方ではなかろうか。勿論危険を感じる者は接種を整えたうえでマスクなどを使用し続ければよい。

少なくとも座席ではマスクを外すが、今後の公衆衛生上の視点からも正しい対処法ではなかろうか。感染を緩やかに広げつつ、病院の負担を高めることなく、正常化へと逸早く戻って行くことが重要である。個人的に感染を緩やかに広げていくことには少しでも尽力したいと思う。



参照:
「夏のメルヘン」の企画 2021-09-01 | マスメディア批評
ストッキングを被る男 2021-01-22 | 雑感


コメント
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