Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

三リットルも飲みそう

2021-09-11 | 生活
接種二度目を終えた。七時間後になって初めて副作用が出てくると説明を受けた。一度目はなんでもなくても二度目は出る可能性があるのだが、必ず出るものではないという正式な説明である。それをはじめから知っていればまた違う計画を立てられたが、自分自身にとっては熱が出たら何時ごろかが重要だ。その前に済ませることを済ませておくだけである。兎に角腹ごしらえもして、涼しくして寝ていれば足りる。出かける前にシャムプーもしておいた。

水気は恐らく二リットル以上供給する。発熱するなら水気以上に重要なものはあるまい。しかし感じるのは矢張り効力を待ち受けようとする気持ちと身体の反応で、どう考えても異常に元気になる感じは否めない。まるで遠足前の興奮のようなものである。しかし糖尿病のように喉が渇く、この調子なら三リットル飲んで夜中に放尿しなければいけなくなりそうだ。必要ならば熱も一緒に尿として出る。

前回は空き空きで待ち時間が無かったが、今回は混んでいた。そして入り口には、一度目を打つ者は9月中に店仕舞いするので、二度目は自分で医者か接種バスを都合してくれと書いてあった。これは最早棄民のような扱いである。何をそこまでと思うのだが、要するに月内に二回目をセンターで打てる最後の接種者へと向けてある程度の駆け込み需要があったように思われる。

それでも二回目の接種だったので早く進んだ。接種パスの名前などもそこでいい加減に書き込んだ。検温は36.4度と聞いたが、体温計も持ち合わせずそんなに低いかと訝しかった。37度からは大分遠い。子供の頃は36.7度ほどあったと思うのだ。基礎体温は更に低いことになる。

人数が多いので個別キャビンに詰め込まれて、数十秒待って集団接種状態になっていたが、打ち子さんはやはり巧かった。大丈夫かと訊ねられても針の感覚が無い。そして前回同様に挿入感が無いので訊ねると、同じ0.3mmgとあった。本当かなと思う。脈拍も70から91に上がって、直ぐに下がって仕舞った。女医さんも前回よりは若かったがおばさんだったので全く上がらず。これで発熱しなかったら騙されていても分からない。

さてこちらの目的の接種パスは、親切なチェックアウトの親仁が親切に教えてくれて、サーヴィスだとやってくれた。右側のページに切り取るその接種済みの用紙を張り付けるのではなくて、ホッチキスで留めておくと、その下に三度目四度目を記入できるからいいのだとやってくれた。ぶっといホッチキスで厚みが出来るが、こちらはそれ以上に使うつもりはないので、それで十分である。早速パスポートと一緒に事務カバンの中に放り込んでおいた。

一方EUのデジタルパスはスクリーンショットが出来ないようになっているが、ドイツでは14日後から有効なのにフランスでは28日後からとなっている。近隣諸国では殆どこれで使えるようだが、フランスの国境問題と含めて、スーパーで買い物するにはもう少し時間が掛かりそうだ。少なくとも11月のバーデンバーデン行までに全面解放されるようになって欲しい。

今後の日程を調べているとミュンヘンの歌劇場での新体制「鼻」初日の券が発売されていた。既に書いたように11月の公演は申し込まなかった。理由の一つが初日が発券されていなかったからで、その背後には招待とか100%入場とかのいろいろな事情があったようだ。まだ殆ど残っていたのだが、先ずは安い席を確保しておいた。宿も定宿である。

しかし終了時刻がよく分からない。早いようならキャンセルすればよい。翌日は予定があるので、出来れば早めに帰宅したい。

気が付いたのはU30にどんどんと席を別けていることで、このことも一般発売を遅らせた理由なのだろう。こういうところにドロニー体制の違いが明白に表れている。新音楽監督ユロウスキーのオペラ指揮は生では観ていないので、それも楽しみである。予定ではその前にエンゲル指揮「サロメ」も観れるので、直接比較が出来ていいと思う。ショスタコーヴィッチ解釈に関しては、交響曲11番も良かったので、とても期待される。



参照:
接種一回目の風景  2021-08-14 | 生活
交響曲をぶっ潰せ! 2019-12-18 | 音
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