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水師提督伯理

2021年05月10日 | 観光 旅日記
タイトルの人物がおわかりでしょうか。そう幕末に日本に開国を迫ったペリー提督のこと。ペリーというと日米和親条約、それも神奈川条約(横浜)下田条約のイメージが強いのですが、そうか、最初にフィルモア大統領の親書を届けに上陸したのはここ久里浜だっけ。港のそばの初上陸の地がぺリー公園になっています。

石碑だけが目立つ殺風景な公園



錨のオブジェかな



北米合衆国水師提督伯理上陸記念碑



たしかにペリーの文字が
伊藤博文の筆だそうです



台座には史実が刻まれて



この記念碑が建てられたのは文明開化も落ち着いた1901年。幕末には攘夷を唱えていた倒幕派、明治新政府の面々もやはり開国してよかったと思い直して建てられたのでしょうか。

裏側には英語で表記



記念碑保存会の碑
こっちの方が傷みが激しい



説明文もありました



この記念碑、太平洋戦争末期に「憎きアメリカ」の観点から、粉々に砕いて靖国神社の敷石にするという計画があり、実際に倒されたことがありました。おそらく偶然でしょうが、倒された直後、横須賀は大規模な空襲の被害を受け、アメリカの報復を恐れて砕かれることはなかったそうです。なにはともあれ現存に至ってよかった。

公園の奥に円筒形の建物が



これがペリー記念館



屋根には風見鶏ならぬ風見船



入り口では戸田伊豆守がお出迎え



明日は記念館内部の写真です