目黒雅叙園百段階段の部屋もあとふたつ、ここは清方の間、この部屋につけられたタイトルは対岸の現世、ということは最後の部屋との間には三途の川があるということか。
枯れ木がライトアップされていて
横に見慣れた植物の実 鬼灯
たんぽぽの綿毛
枝の下には水が撒かれ
雫を透して怪しげな影が浮かぶ
鬼灯が紅く光り出し
瓢箪の中にも火が灯る
唐辛子はまるで火の玉のよう
彼の岸の象徴 彼岸花
かんざし作家榮氏の作品
細いワイヤーに合成樹脂で膜を作る
梵鐘とおぼしきものが
周囲に和かな光を放つ
近づくと紙細工のようだ
精巧な組み方に驚く
部屋中央 アルファベットが
刻まれた円筒が
鏑木清方氏の天井画を英字で照らす
続きはまた明日
枯れ木がライトアップされていて
横に見慣れた植物の実 鬼灯
たんぽぽの綿毛
枝の下には水が撒かれ
雫を透して怪しげな影が浮かぶ
鬼灯が紅く光り出し
瓢箪の中にも火が灯る
唐辛子はまるで火の玉のよう
彼の岸の象徴 彼岸花
かんざし作家榮氏の作品
細いワイヤーに合成樹脂で膜を作る
梵鐘とおぼしきものが
周囲に和かな光を放つ
近づくと紙細工のようだ
精巧な組み方に驚く
部屋中央 アルファベットが
刻まれた円筒が
鏑木清方氏の天井画を英字で照らす
続きはまた明日