信州の上田から、別所温泉まで走っている上田電鉄に、、、乗り鉄でした。
飛び乗った電車が下之郷までしか行かなかたので、結局途中下車になった。
それで、時間を持て余し下之郷駅の周辺を散策しました。
地図を見ると池の多さに気が付きます。
佐久から姨捨にかけて、日本有数の日照りの地域なんだそうです。四国や瀬戸内海沿岸も雨が少なくて、四国の讃岐平野などはため池が多い。
それは、地元の人に話しかけられて聞いたことです。旅して地元の人と話すと、いろいろ知ることがあり楽しいですね。
下之郷駅を出ると遠くに朱塗りの大きな鳥居が見えてきました。
りっぱな鳥居で厳島神社と同じような横木が付いています。
ということは、、、この大鳥居も地面に突き刺さっているんじゃなくて、置かれているだけかもしれない。
古来より、鳥居の下側は埋め込まれていなくて、ただ置かれているだけが多い。
それが正式な鳥居の在り方だそうです。
広島の厳島神社の、海に浮かぶ大鳥居も海中に置かれているだけだそうです。
海の波間に立っているので、厳島神社の鳥居は下に石を入れて安定させている。
なんと60トンもあるそうだ。
そうじゃなきゃ台風などで、海が大荒れになることだってある。
厳島神社の鳥居は、波に流されないで立っているものだ。
ところで下之郷の大鳥居は、由緒ある生島足島神社のものだった。
駅から一直線ですが裏口のようです。
同じ大きさの鳥居が、道路側にもありました。
そこは参道のようになっていたから、そちらが表参道なのだろう。
朝早くから結婚式を厳かにやっていた。
静々歩いているのを遠目で見えたので駆け付けたが遅かった。
花嫁行列は社殿に入ってしまった。
この中に入っていった!
賽銭箱じゃないよ、、、私は賽銭箱があると、必ずなにがしかの金銭を寄付します。
家族ともども健康で平和に暮らせますようにーーー。
小銭なので、、、大それたお願いはできないでしょ~~~。
しめ縄の太さもさることながら、立派な鳥居だ。
本殿前の池です。
そちらがどうも表参道のようだ。
日本列島の真ん中だそうです。
生島が万物に生命を授ける神様で、足島が満足の神様だ。
ありがたーーーい2神を祭っている。
地方には知られていない生きた神社があります。
途中下車してよかった。
さてさて、上田電鉄の終点、別所温泉に到着。
だいたい温泉名物は、、、温泉饅頭と決まっている。
道なりに山のふもとに向かって登っていくと、小さな川の向こうにありがたそうな北向観音があった。
いったん川に下りて観音様の参道を登っていきます。
小さな門前町ができていた。
生島足島神社よりは参拝客がいるのだろう。
温泉街の真ん中を流れる川、、、よく見かける光景です。
だいたい、、、土産物屋さんは同じようなものしか置いていない。
じゃーん
本堂でしょう。
朝早かったがポツポツと参拝客はいます。
裏手の崖の上にも舞台のようなものが。
本堂の手前には桂の巨木があって、、、それが有名な「愛染桂」の語源だそうです。
どんな内容だか忘れましたが、舞台や芝居のモチーフに良くなる題材です。
ジミーなお寺さんですね。
「柿食えば金が鳴る鳴る法隆寺」正岡子規。
柿は日本の果物ですから、、、日本の原風景と言っていいでしょう。
小さな村を通り過ぎて駅舎に向かうと、変わった存在の小屋があった。
温泉で洗濯や料理ができる洗場でした。
4か所もあるそうだ。
温泉が豊富に湧き出ていて、村人も利用できるというわけだ。
これが上田地方の典型的景色そのいちです。
遠くに雪をかぶった山塊、それが浅間山です。
上田電鉄、別所温泉へ行く
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/886ac9c503a5a4cf932e37c06289448d
南木曽から浜松へ乗り鉄
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7e642e3fadda69c1c785e2c4af79d701