恵比寿の東京都写真美術館で行われているマイケル・ケンナ写真展を見たかった。
午前中が空いたので、ジョグを兼ねてひと走り12.5kmでした。
マイケル・ケンナさんは世界中を撮影していますが、今回の写真展はニホンを撮ったものです。全て風景写真ですが、自然に向かって謙虚な気持で対峙しているのが見え、独自の世界を見せてくれました。
「写真はカメラマンが1人で作るんじゃなくって、カメラマンと被写体のコラボレーションです」って言葉に納得です。
カメラマン個人で写真が作れるわけじゃなくって、対象あってのものだから、対峙するものに対して謙虚にならなきゃいけないと思う。
写真は対象に語ってもらうんだから、どれだけ雄弁に写真から語りが出来るかが写真家の腕の見せ所なんだと思います。
だから、写真を見せる時は、コレは私の写真ですじゃなくって、コレは私が見た現実の世界ですというのが正確でしょう。
外国の方がコレだけの量を時間をかけ撮影しているのが嬉しくもあります。
北海道、留萌支庁、初山別の海岸にある鳥居。
この風景には意味はないけど、マイケル・ケンナが、このように撮ったことによって、急にこの風景が語り始めます。
鳥居、海、空ひとつずつは、ありきたりかもしれない。しかしマイケル・ケンナさんがこの時ここにいたのは確かで、この景色を皆に見せたいという思いが写真の中にあります。それが感じられる写真や、この世界を皆に見せなきゃという思いが強いと、強い写真になるんでしょう。
私は世界報道写真展はあまり気乗りがしなかったが、ついでに見てきました。
だって、こういうのって世界貧困物語か世界残酷物語にドーしてもなるんで、もー知っているからイイヨーて気分になります。
確かに世界の7~8割りかたの人々は、食うのが精一杯で生活しています。
報道写真はコレだけじゃないのだと思うのですが!
天災、人災、戦争、貧困を直視するのはいいけど、こんな写真展は美術館から出てやるもんじゃないの?何処かの駅ビルの通路とかね、、、。
世界の貧困国へ援助もいいけど、国内だってアル世代の人は毎年3万人の自殺があるんですから。それはスッゴイ数です!