ニコンD40Xは2007年3月発売だから、もはや発売されて7年近い。
進歩の早いデジカメなので2世代ほど前の機種と言う感じです。
D40Xの長所はデジイチとしてコンパクトなこと、画素数が1000万を超えたことにつきます。
画素数がどれだけ必要かは、満足度の問題のような気がします。WEBで流してみるのには300万画素でも多いくらい。プリントだったら大きさにもよるでしょう、畳大に伸ばすわけじゃなかったら3000万画素もいらない。断舎利でいらないとなったら、ずいぶん欲が簡略化されるだろうに。
D40Xのコンパクトさは他社製品でも比類のないぐらいで必要にして十分な性能だった。今でも十分に通用するサイズです。最新のD5300などの使い勝手は進歩しているだろうが、D40Xとて慣れれば全く問題ない。
発売されて1年で次期機種のD60に切り替わったのは、埃の問題がクローズアップされたから。
私はD100を使っていて、さほどの不満はなかったが、世間一般のデジイチが1000万画素っを超えてきたので、さすがにD100では肩身が狭くなってきたから。
本当はD100でも良かった。
ただD100とD40Xの画像を比べると、違いはさすがにわかる。
バックの液晶サイズもデジイチの第一世代に比べて大きくなった。
液晶サイズは人それぞれだろうが、私は、このD40Xぐらいであったら充分です。
以前、これでスポーツを撮っていたら、みな小ささにびっくりしていた。当時のデジイチは大きかったのだ。と言ってもD70などが出たばかりで、キャノンにしてもD60などはD100と同じぐらいだった。キャノン・キスは小さかったが、このD40Xと同サイズでしょう。
操作はD100とも違い、ニコンはまだ何が良いか迷っていたきらいがある。
ボタンの数もダイヤルも最低限しかない。
いちばんのウイークポイントは、CCDの埃除去がないこと。その次はピントのフォーカスポイントが3点だけなこと。マニュアル撮影モードにしたときシャッターと絞りの設定が、ボタンを押しながらダイヤルを回すので操作ミスが出やすいこと。
3つ弱点があると言って過言じゃない。だけど、その点を理解していたら、使いこなせれば最新のデジイチで撮る人よりも、ちゃんと撮れることは保障できます。つまりカメラの性能より腕の良さで勝負できるレベルにあるデジイチではある。
D40XでRAWで撮ったことは記憶にない。たぶんあっただろうと思うけど、JPGで気軽に撮れる一眼レフがこのカメラの良さだろう。
お祭りのさなかに、神輿を担ぎながらカメラを首からぶら下げられるのは、D40Xが限度でしょう。
お祭りの良いショットをいっぱい撮り、喜ばれました。お神輿を時々担ぎ、外に出て写真をバチバチ撮る、そんなときには高級機種じゃ怖くて持って行けません。これくらいチープなのがいい。写りは保証つきですから。新宿署署長さんが法被を着てうちのお神輿を担いでいるシーンを何枚も撮ってあげました。町内会の方も署長さんも大喜びでした。そりゃコチトラはプロの端くれですから、、、。スポーツグラフィック誌のグラビヤから文章までやりましたからねーーー。レンズは18mm~55mmの安いものですが充分!
カメラの設定は全くの標準がいい。彩度も標準でOK、けっして鮮やかなどにしないように。元々D40Xは鮮やかな発色傾向があって、アマチュアーの好みに振り向けている、キャノンの色傾向と同じです。ニコンは地味な発色ですが実際に近くあとで手を入れると言う考え方ですが、このD40Xのようなエントリーモデルはニコンでも発色が派手な傾向があって、抑え気味にしたほうが色などに厚みが出てきます。グラデーションがキレイになる。派手な発色にするとグラデーションがなくなって画面が3原色だけになる。プリントでもらうと一見いいけど、やっぱりおかしいと言うことになるのが関の山。
ボディーはプラスチックなのだろうか?
ペンタプリズムはガラスブロックじゃなく、コストダウンしたペンタミラー。
だからと言って、見えが悪いわけじゃない、私には言われて初めて気が付いたほどです。十分なクリアーさがある。
むろん、ニコンD4やキャノン1Dなどのファインダーのキレに比べれば劣るのはしかたないが、これじゃダメというわけでもない。
相応に使えれば私には十分だった。私はカメラ愛好家じゃないから。使えてなんぼですので。
使える最低価格の機種で満足です。
プロになっても、使用機材の性能の200%以上も使い込んでいる自信はあります。こんなのプロでも使えないレンズだという、定評の悪いレンズの性能を最高レベルに引き出した自信はある。たぶん世界でも私だけだろうなーというレベルですね。
だから、私から見ると、プロの方たちも、むろんアマチュアーの方たちはなおさらなんですが、機材の持っているポテンシャルのほんの一部しか使ってないんじゃないのと、いつも思っています。
D40Xのセルフタイマーは使ったことがあるかなー?
内臓ストロボはあまり使うことがなかったが、あれば便利。
サイドになるUSBはスタジオではPCとの連携でつないでいました。
D100より断然早くなったのが書き込みスピードかな。
バッテリーの持ちも十分。D700のほうがバッテリーを食います。
D40XとD100は同じくらいの省電力です。
私はRAWでスナップすることはなく、JPGばかりでした。
それもプログラムオートばかり。プロならマニュアルで撮れという人がいるけど、私は撮影は被写体との一瞬の勝負だと思っています。だから露出のことは考えないようにしている。どうでもいいことなんです、私には露出があっている色がどうのというのは二の次ですね。
大きくて重たくて操作が複雑なカメラは、スタジオでは良いけど外でのスナップには使いたくない。ピントの合いが早いカメラ、露出を考えなくても、それなりに写せるカメラ、いつでもどこでも持っていけるカメラ、天候や衝撃に強くて壊れないカメラ、、、が私には良いカメラと言える。
その点で、D40Xは充分要求にこたえていた。私にはD3は余分な機能満載ですね。1Dにしても私には使えないカメラと言えよう。
SDカードになったのは良かった。
防水性がないのがD70などとの差ですね。
これらの操作ボタン、ダイヤルで使うことのあったものは、右上の+-のボタン。これは絞りとシャッターの切り替えなので、慣れても使いずらいところ。でも問題ないかなー。
ダイヤルのPとMです。基本マニュアル撮影はスタジオ内だけ、プログラムは外でのスナップに使います。AやSは使ったことがない。
アクセサリーシューはストロボなどに使います。
AFLやAELも使ったことがない。
ないとユーザーから文句が出るのかも。でも通常では使わんだろうーーー。そんな時はマニュアルでやれと思う。
視度調節レバーはしょっちゅう使います。まーこれも文句はない。
ファインダーがガラスプリズムじゃなくミラープリズムとコストダウンしているけど、私には気にならない。ミラーだってたぶん銀蒸着なんだろうから、見えは充分ですね。
AIレンズはつくけど露出の連動はない。連動しなくても、一度撮ってみて液晶で画像を確認しながら露出を合わせれば問題ない。
カニばさみが付いた古いニッコールレンズは頭に引っかかるかもしれない。
私の持っている古いニッコールレンズは、全部AI化しているので取り付け可能です。
ミラーが小さいのでブレが少ない。
これがフィルムカメラより良いところです。
元々ブレが少ないのに、ブレ防止機能付きのレンズとなったら、鬼に金棒です。
これがD40X本来の姿。
この組み合わせが一番ぴったりだと思う。
ボデーが小さいので大柄な高級レンズをつけちゃもったいない。コンパクトさが失われたら、D40Xの良いところをつぶしてしまう。
それに単体レンズをとっかえひっかえではCCDに埃が付きまくってしまう。
D40Xにはズームレンズが良く似合う。それも最初から付いてくるレンズで充分ですね。
確かに1Dで30万円もする白いレンズで、スタジオ撮りでストロボでぶれもない画像は見事の一言。でもそんな画像をどこで使うのというレベルですね。畳大の大きさに拡大プリントしたら差がわかるし、細分まで描いているのはわかる。画像をレタッチしたりフォトショップで加工するときは有効だと思う。
プロが撮影した3000万画素はそりゃすごい解像度です!
最新機種のメリットは映像がとれるようになったことかなー。
今でも性能は充分ですが、映像がとれる機種は魅力的でしょう。
あとD40XはISO100から1600までなので、高感度に弱い。
こればっかりは、最新機種にはかないません。
と言ってもD7000でも私には不十分で、フルサイズのD700で高感度領域はようやくOKと言ったところ。
その点ではフルサイズのほうがアドバンテージがある。
このレンズにマクロが付いていればベストだったんですが、、、。
マクロレンズはほかに持っているけど、一本で済むというのはスナップでは威力がある。
こうみるとカメラの左半分がない。右だけでカメラになっています。
安いレンズでもEDとは技術の進歩。
レンズ設計の進歩ですね。
それはPC進歩のおかげでもあるんです。
けっこうレンズ内部に埃が入っている。
最新の同じ使用のレンズが欲しくなりました。
最新のデジイチに比べれば半分くらいの液晶です。
次期機種からCCDからCMOSに変わったと思った。どちらが良いとは言えないけど、このD40Xは高感度が苦手です。
Nikon Z7 フルサイズ・ミラーレス 小型でオールマイティな性能 SMCペンタックスをつけて撮影
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/93bec2394112f02f8049a7d90d86f959
Nikon D5300 バランスがとれた小型機種
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/90f6ee141db8fa119081fe775455142f
Nikon D700 フルサイズ 高感度に強かった
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/e54308fb8d569a17163741ceba84613d
Nikon D40X デジイチ第二世代
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/06b238a05f744cbd25aea3b867258822
Nikon D100 デジイチ第一世代
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20130428
NikonF4 MD 私の最後のフィルムカメラ
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20140113
Nikon F MD ①の記事は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080224
Nikon F3p MDの記事は (F3本来の姿です)
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080919
Nikon FM ポラボディーの記事は (プロ専用ボディーです)
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070804
Nikon FE2 の記事は (ベストセラーでした)
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080510
Nikkorex Fの記事は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20090530
Nikkorex 35の記事は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20060223
ニッコール24mm、28mm、トキナー28mmテスト
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20091210
ニッコール50mm、マクロ55mm、マクロ60mmテスト
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ニッコール135mmF2、F3.5 ソリゴール135mmF3.5テスト
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