倉庫の段ボールの中からビートルズのシングルが出てきた。
「ビートルズがやってくる」「のっぽのサリー」「シーズアウーマン」「恋する2人」など結構ビートルズものにしちゃコアな感じじゃない。
60年代の曲です。
「ビートルズがやってくる、ヤアヤアヤア」は、もしかして日本来日の時のものかなー。
私はこの時のことをよく覚えている。
学校の先生に、絶対にビートルズのコンサートや羽田空港に行くな!~~~と念を押されたもの。
ビートルズがデビュー間もないころの写真だもの、今と違ってスマートそのもの!
ロックンローラーはこうじゃないと!
私はこの中で誰が特に好きってわけじゃないが、リンゴは普通じゃないなーって思っていた。
才能が普通じゃないというのではなく、他の3人は普通にかっこよすぎるでしょー。
なんでリンゴだけ変な格好しているの???
「今日の誓い」はどんな曲だか忘れちまった。
「のっぽのサリー」も良かった。
今聞いてもビートルズのハーモニーはいい。
リバプールの跳ね返りの若者たちです。
ベトナム戦争が始まっていたかなーーー。
朝鮮戦争が中共軍と米軍が一進一退したころに、リバプールで彼らは出てきたんだなー。
「シーズ・あ・ウーマン」あたりからちょっと変化してきたかな。
でも、最初のころのビートルズの曲はみんな似ているメロディーだった。
ハーモニーがきれいだった。
「恋する2人」もいいねー。
この写真なんかはビートルズが十代だったんじゃないか。
リンゴのちびたんがカッコよかった!
他の歌手の60年代のシングルも出てきました。
「砂に消えた涙」
ミーナのいい曲でした。
ポピュラーソングで難しく考える必要のない曲です。
思わず口ずさんでしまうような陽気さが60年代の歌にはありました。
きっと、つらかった第二次世界大戦の思い出やつらい過去を吹き飛ばしたかったんだろとーーー今は思えます。
ジリオラ・チンクエッテイ、、、舌を噛みそうな名前でしょ。
イタリアの(春)スプリングですよ。
クラウディア・カルディナーレは本格的美人でちょっと影がある。
相手役はジョージチャキリスと当時の人気者同士です。
「ブーベの恋」はちょっと悲しげな曲ですねーーー。
優男と美女の恋の物語だから~~~えぇーいくそくらえだな。
段ボールから出てきたレコードは78回転から45回転、32回転といろいろだった。
もしかして戦中戦後のレーコドかもしれない。
「いとしのクレメンタイン」「谷間に3つの鐘がなる」「ボタンとリボン」「ジョンB号の難破」
アメリカ民族音楽とでも言いましょうかー。
ラ・クンパルシータはスペインかブラジルか???
朝日ソノラマは日本が貧しいころのレコードまがいです。
私の子供のころは戦後間もなかったので、戦記物が世の中にあふれていた。
「丸」なんていう戦記雑誌まであったから。
朝日ソノラマは一冊の真ん中に穴が開いていて、ページを開いたら一冊ポンとレコードにかけられるようになっていた。
レコードは固い素材じゃなくペラペラのビニールシートみたいだった。
音がいいわけがなく、戦争中の玉音放送のような音質だった。
もっとも、私は玉音放送は知らない世代ですが、音が小さくて無理のあるレコードでした。
ペラペラなんで波を打っているしレコード針だって溝を追従するのが大変だっただろう。
ソノラマのペラペラ・レコードはブック状なので一枚一枚には外せなかった。
戦時中に録音された音や歌が記録されていたと、、、記憶にはあります。
日本は物資がなかったんですねー。
当時はアメリカとソビエト(ロシア)だけが裕福な社会だった。
アメリカの60年代の車デザインは、のびのびとしている。
この世の春を一国だけが享受していたんだろう。
そんな国と戦争したんだから、日本の軍部の馬鹿さ加減にうんざりでしょ。
世界を見もしないで、井の蛙で戦争を仕掛けた罪は大きいい。
オーツタイヤがあったんだー。
いわゆるホワイトリボンっていうやつです。
オーツタイヤは大津で作っていたのか?
これこれダイハツですよー。
オート三輪が映画「三丁目の夕日」の幕開きに出てきました。
私も高校生のころ、、、このオート三輪が欲しかったーーー。
これがあればどこにでも行けるなーって空想していました。
ほんのちょっと改造して、オート三輪のキャンピングカーに仕立てて日本各地を見て回りたかったのだ。
小型のオート三輪はテントを背負ったバイクみたいでしょ!
結局、高校2年生の時に二輪免許を取って、中古のベンリイC92を乗るようになった。
振動は多いしブレーキはプアーだし、ライトは暗いし、悲惨なバイク乗りだった。
このあたりになると、一冊の中に袋とじでビニール版のレコードが入るようになった。
ペラペラから若干厚くなったのでレコードっぽくなった。
まーペラペラなのは50歩100歩かなーーー。
でも、一枚一枚分離しているので平面性は良くなった。
と言っても、浪打はいっぱいある。
これはこれは、クイーンじゃないか。
時代が急に進んだなー。
たぶん、あっという間に時は20年進んだと思います。
ドナサマーの歌声を聞いて、若かった私は度肝を抜かれた。
ドナサマーの迫力ある声、パワーにしびれたものです。
私は、もう仕事を始めていて、さっそくコンポ・ステレをを買ったものです。
それまで、音楽には全く興味がなかった青春を過ごしていたんで、180度方向転換しました。
音響の良いスピーカーを手に入れたり、ヘッドホンを買ってきて聞いたりしていました。
部屋のどこにスピーカーを置くといいかとか、仕事用に買ったワンボックスを改造して大きなスピーカーを後部座席の上に配置したりしていた。
大音量で演歌を聞いていたのもそのころだった。
北海道に車ではるばる行くときは、北島三郎の演歌シリーズをそろえたり、八代亜紀をガンガン鳴らして行ったものです。
1回北海道に入ると1か月は行きっきりになっていた。
お仕事をいただいていたが、北海道行とバッティングすると仕事を延ばしてくれるような、のんびりした時代だった。
演歌をガンガン鳴らして窓を開けてワンボックスじゃ、ミニミニ・トラック野郎だったなー。
人には怖いものがないという歳があるのだろう。
これは急にまた時代がさかのぼり、、、もしかして戦中のレコードか?
VICTORとClumbiaが多い。
捨てるのはもったいないから、オークションにでも出して誰かに引き取ってもらおう。