ランニングクラブの南蛮連合の仲間が、会津駒が岳から尾瀬を縦断して、1日で50kmのトレランしたコメントが入っていた。彼はモンブラン100kmトレイルを30時間ぐらいで完走しているから、会津駒~尾瀬ぐらいは助走みたいなものだったか。
トレランという言葉が一般的になったのも、ここ10年くらいしか経っていないだろう。
私たち南蛮連合は30年前あたりから、フルマラソンの練習に高尾山から陣馬山往復を走りだした。
夏の暑い季節にロードの練習はバカバカしいので、ちょっとでも涼しい所を求めて山に向かったのです。
じゃーん

会津駒ケ岳は標高2132mあって、豪雪地帯なので7月の中旬過ぎでも残雪はけっこうありました。
駒ケ岳の頂上は踏んできたが、中門岳(2060m)に行く途中の残雪が大きくて、トレランシューズだけでは滑るので引き返した。
軽アイゼンとストックは必要だな~。
会津駒ケ岳は尾瀬と同じく桧枝岐経由で入山できます。尾瀬は沼田から入ると鳩待峠が手短な登山口です。
沼田経由の尾瀬は何度も行っているので、桧枝岐から入り会津駒が岳から尾瀬に抜けてみようと計画した。
尾瀬の入口としては東京から見れば裏口ですが。

野岩鉄道の会津高原尾瀬口駅からバスで1時間ぐらい。
桧枝岐の会津駒ケ岳登山口で降りてスタート。
バス停にはなんもないから、その前に必要なものはそろえておくように。
この日は東北地方は大雨警報が出ていたので、バス停で降りた登山者は10人に満たなかった。
会津駒ケ岳の山小屋の方に聞いたら、この日にキャンセルされた方が20数人いたという。
明日は大雨と聞いて山小屋に予約を入れた私は変なおじさんだったろう。
山は晴れるばかりじゃないし、雨の時もあるし、ガスることもあれば、強風の時だってある。会津駒ケ岳は初めてですが、雨も山行のはんちゅうの内かなと思ったわけです。
一応、2泊ぐらいの予定だったので、ザックは小さいけど重たくなっった。
毎度、ぎゅぎゅう詰めのザックです。

たった3.8kmでくたばった図です。
水をがぶがぶ飲んで、汗がたらたらでした。
調子が悪い時の症状ですね。
登山開始が11時近かったので昼飯をどこかで食べたかったのだが、電車とバスの連絡がよく駅前で何も食べれなかった。登山口のバス停にはなんもなくがっかりしていたのだ。
それで、焦りと気苦労で疲れ果ててしまった。
ここのコースタイムは3時間30から4時間ぐらいだったと思うが、2時間45分で会津駒ケ岳の山小屋着だった。
こんな・は・ず・じゃ・なかった、、、。
登り始めのこのコースで疲れてしまって、練習不足というよりか、年齢相応に走力が衰えているのだろう。
まーーーもう無理しない。

木道が出てきたら小屋は近い。
どうしてなのかわからないが、どこの山域でも山小屋の1kmあたりは木道のように整備されていることが多い。

会津駒ケ岳の全貌が見え、山小屋の形が見えてきました。
東北の山らしく笹ですね。
尾瀬の燧ケ岳とは対照的な、ゆったりした山容です。

山頂付近のひだひだ(筋々)が下のほうにいくと谷になり急流になるのでしょう。

かわいらしい葉があちこちにあります。
ここでは花が咲いていないけど、翌日見た同じ葉の真ん中に白い花が咲いていた。

バイケイソウと高山植物たちです。
残雪が解けようやく芽が出せます。
会津駒ケ岳一帯も尾瀬と同じような環境なので、湿地が多い。
尾瀬ヶ原よりここは標高が高いのではないか。
尾瀬は今時分はニッコウキスゲが咲き誇っているころだから。

這松の先っぽに花だか実のようなものが。

もしかして、花が咲いてそれが松ぼっくりになるのか???

山小屋の周りには池が点在しています。

ガスったりクリアになったり、山の天気は変わりやすい。
と言っても、基本はまだ梅雨らしいんでカラットは晴れない。

登山口から6.6kmのはずだったが、、、。
この木道を行くと会津駒ケ岳の頂上へ至ります。
このルートは登りっぱなして緩むところがない。
一直線に登れるので、きついけど最短ルートなのでしょう。

今日のお仕事はこれで終わりです。
のんびり行きます。
トレイルランニングの現役選手でもないし、、、むかし頑張って走っていたということですから、、、きょうはハイキングです。
これぐらいの負荷でも、足も体も持たなくなってきました。

小屋の前の残雪を登っていく人たちがいるので、私も登ることにした。

空荷なのであっという間に頂上に着いた。
見晴らしのきかない山頂です。
何も見えないじゃないかーーー。

なになに、、、パノラマガイドだとーーー。
見たくても、木々が大きくなっていて何も見えないじゃないか!
この、嘘っぱちめーーーと、普通の登山者は怒り狂うのではないか?

怒るが負けと私は達観の域にいますから、うそも腹が立ちません。
うーむ、ここが駒なのか。
甲斐の駒ケ岳も伊那谷の駒ケ岳も、超見晴らしがよかったぞーーー。
雨を覚悟して来たんだから、どうにかならないものなのか~~~。

右の木道が駒ケ岳山頂に向かう。
まっすぐ行くと中門岳に向かいます。
私は残雪に行く手を拒まれたけど、中門岳の先もありません。
結局戻ってくるしかない道です。

この日は雨を覚悟できましたが、結局1滴の雨にも会わなかった。
下のほうで雷がゴロゴロしていて、山小屋で休んでいるときにどばーっと降ってきた。
雨が降り始めたのは夕方近かった。

シャクナゲは日本古来の花なんでしょうね。
尾瀬に抜けるまでずっと見かけました。
平地のシャクナゲより花が小ぶりです。

残雪の下には水たまりのような池があり、シャーベット状の氷が浮いていました。

山頂から下るときは木道が滑るので気を付けてください。
濡れた木は良く滑る。
バランスが命のトレイルランナーだって、大会で私の目の前で大転倒した人がいた。切り傷などの怪我はなかったようだが打撲は相当だっただろう。その大会はちょっと変わったスタートで、30秒おきに一人ずつスタートしていった。コース幅がシングルトレールしかないからと大会の方の説明だった。

熊がいるんだーーー。
菅平でトレイルランニングの大会に出たことがあったが、そこの山域には熊がうようよいると聞きました。たぶん、猟師さんやハンターが少なくなったからかもしれない。松本で木こり(林業)をやっている方がいて、同じように熊にはしょっちゅう会いますとのこと。
私は奥多摩と栗駒山で2度クマさんに会いました。でもギョッとするのはカモシカのほうかな、なにしろ大きいから。ライチョウは南アルプスの尾根にはいっぱいいた。
日本は野生動物の天国なんです、、、実は、、、。

カラスだって東京にやたらと多い。
石原都知事の時代に、カラスが石原さんの気に障ったので殺傷処分命令が出ましたが。
また依然と同じぐらいにカラスは復活しています。
鳩だって中国じゃ食べられちゃうからいませんよー。
たぶん、中国人はカラスだって食べるのではないかー。
「うーむ黒くて栄養がありそうだ、、、」とでも。

バスから降りた登山者は10人に満たなかったが、車で来ている人たちは、もっといるはず。
車だと早い時間からスタートして、会津駒ケ岳は日帰りが可能な山です。
ここの山小屋は素泊まりしかできません。
布団はあるので、コンパクトでぎっしりしているので、寝ているときは暑いくらいだった。

素泊まりなので3000円です。
翌日は大雨の中、尾瀬登山口の御池に下りました。
会津駒ヶ岳から御池に下山①
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/aeb7249097e1f74877ccc7cf69fbf49d
会津駒ヶ岳から御池に下山②
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/f70f0443f30e3da63d9b2bfb21144708
2017年5月28日 天城峠を縦走
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/f1007ccb0bdb683fe73f30b44436820c
2016年8月 笠ヶ岳山荘の雲海は素晴らしい
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/ec91fa559fa372833fa445f84eacc269
2016年8月 笠ヶ岳を下山
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b677baa0b2532e3ffb0017a1d5b22cff
2016年8月 笠ヶ岳の朝霧のなか
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/fea238608107da391018cb6f3f11020b
2016年7月12日 陣馬街道のキノコ
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d4717436a36f73b4ed277f81d078d155
2016年5月23日 30℃の陣馬山往復
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/ec887cda31cf9de1ac54f505f5e5ac02
2016年5月5日 久しぶりの陣馬山
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/77febba5cb33f8e10477dd8864b3a4f3
2015年12月23日 高尾山口の駅前に日帰り温泉「極楽湯」ができた
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/ee39fe54782a2856a75ff977c86cdaf6
2015年 会津磐梯山
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d1594f37c486ec54096ac1da0d560c89
2015年 尾瀬、長蔵小屋から燧ヶ岳③
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/a647e31c7689bb84c4f5fbf62d1b29dd
2015年 尾瀬、燧岳から尾瀬沼周遊④
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/13f88215736aa7f01ea16c92aaede75a
2015年 尾瀬、三平峠から尾瀬沼へ②
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/cb36e1d9f6d4020361bac822e1f92a2b
2015年 8.19鳥海山登山2
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/a453c512fc38284aae88d570c84c0988
2015年 8.19鳥海山登山1
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/cd2a0f07e65310670c5cd195ea657e33
2015年 8.17東北の名山、鳥海山へ登る
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/a173542c4315fe57bcfedab1580e7ee4
2015年 8.11蓼科山で雲海を見て戻る
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/c4c35740a455749dc4cd032fadc04be8
2015年 8.11蓼科山へ枯縞山から遠回りして
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/c5827e69c3c061ba54376e1a3737dab8
2015年 8.4白山村の大問題は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5821c1a039cf3dcfc37ddeee5bfea73c
2015年 加賀の白山へ①
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3f99d43778196d8e34b0023c600143f9
2015年 金沢観光のあと白山登山②
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2015年 加賀の白山の高山植物は、これを見に行くだけでも価値がある
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勇士、相馬剛さんと雪の富士山トレイルランニング
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四国の剣をトレイルランニング、大雨だった
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京都の東山をトレイルランニング
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/e635fa0b9aa6d56fe80c5db834611868
南部南アルプスの赤石から聖へトレイルランニング
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/6d9748893817779c160d6e9152e022a9
仙丈岳から間ノ岳、北岳とトレイルランニング
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/95e95690c481af7b0c4a116e57d2ee2f
甲斐駒、黒戸尾根トレイルランニング
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/fe79949fd5c2e7e858281cc64b525fc9
八ヶ岳、美濃戸から主峰一周6時間
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/81c71db071854d472a62d7743838dbbd
金峰山、瑞牆山トレイルランニング
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7ef73d8ce30257f04ea24d34adc8cda7
この下のリンクは超過去記事です
多摩川源流トレイルランニング
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/f432721c72f756943f81acc25c3a9a92?utm_source=admin_page&utm_medium=realtime&utm_campaign=realtime
金峰山の五畳岩を登る
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b55b54b62f22ea7ad1ac7afd04b2513c
鳳凰三山のパノラマ写真
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/19e804f0112e1ebabc124d7a13d381af
鳳凰三山トレイル・ランニングちかちゃんと
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d7efc4e7158c741bc0796af6361f5d3e
7月の北岳トレイル・ランニングのパノラマ写真
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080721
7月北岳トレイル・ランニング。農鳥岳から奈良田温泉へ下山
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/334f991c64028253910273dab5268a7a
広河原から北岳、間ノ岳をこえ農鳥小屋まで
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/925c92f34f89aabe10f419668283d97a
農鳥岳の頂上にて
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080720
2008年8月 鹿教湯温泉からトレイル・ランニング33km
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d87789c680ab51d56e63bef382216d3e
2007年8月 南蛮連合恒例、富士登山、5合目から歩きで3時間以内だった
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070806
2007年8月 浅間山トレイル・ラン
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070826
2007年7月 鳳凰トレイル記、夜叉神峠~薬師岳往復、南蛮連合の女子部と
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070729
2007年6月 箱根トレイルラン
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070623
2006年8月 奥秩父の甲武信岳トレイル・ラン、南蛮連合の仲間と
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20060814
2005年 雲取山トレイル・ラン、南蛮連合の女子部と
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20050822
2005年モントレイル高水山30kmトレイルレース
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20050403
2004年 浅間の外輪山のJバンド・トレイル・ラン
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20040802
2012年07月28日 夜叉神峠から鳳凰三山、早川尾根トレラン、単独行です
ttp://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20120729