妻籠宿は古い町並みを、昭和43年から保存事業を始められたそうです。
43年といえば日本の高度成長期が始まったころで、ここ妻籠地域や馬籠宿、奈良井宿を再開発する話が持ち上がった。
ブルドーザーで古い家を壊してコンクリで固めるのは、その当時の田中首相のやりそうなこと。
日本列島改造計画なるコンクリート革命が、インフラ革命が日本に吹き荒れてきました。
だけど、、、長野県の考えは、取り残された景観を保存して観光事業で売り出したかった。
県からその当時のお金で2000万円支給されたそうです。
1戸あたり30万円だった。
30万円は、今の貨幣価値で言えば300万円に匹敵するかもしれない。
ボロボロの家もあったし、簡単な改築ですんだ家もあったり、当時は大工さんや人夫さんが多くて、一気に妻籠宿を整備したそうです。
そんな話は、バス停で待っている時に地元の人から聞きました。
昼間の観光客が多いのはけっこうだが、宿泊客をどうしたら増やせるか。
いまひとつ考えねば。
いっそのこと、昔みたいに日本風ドミトリーで、和室で雑魚寝で安くするのはどうかな???
夜がて早くてお店が閉まり、真っ暗になるので、そぞろ歩きができないのがネックかな。
日本のある時期の家屋の典型です。
素晴らしいのが、各戸におしゃれな飾りが飾ってあること。
町並み全体が濃い茶色なので、ちいさな飾りがすごく活きている。
ジャーン
人形と吊るし柿。
お雛様のように段を作って飾ってありました。
生の吊るし柿をズラーリ。
それと下の鉢植えですかねー。
大きな菊の鉢植え。
見事です。
趣向を変えて桶に生花+枝付き柿。
これなどは地味ですが味があります。
葉牡丹と草花。
こんなものでも、さりげなく活けてあると全体が引き締まります。
おおぉぉーやったなーーーって感じ。
これはこれは、わびさびの枯れ草と、面白い器に生花です。
やっていますねー。
この写真は前回使いましたが、一般的な意匠です。
柿をそのまま吊るしていて、日本の原風景そのいちです。
なにしろ、柿は日本原産ですからーーー。
そうそう、宿の夕食にミョウガが出ていたので、同宿の米国人女性に「ミョウガとワサビ、アケビ、紫陽花は日本原産なんです」と教えておいた。すると、女性はスマホでさっさっと調べて「ミョウガはジャパニーズ・ジンジャーなんですね」と話が早かった。
スマホ恐るべしです。
柿も藁で包むと趣が変わります。
ずっと高貴な感じに変化した。
柿をそのまま吊るしたら、民の柿で、藁で包んで吊るすと、献上物かお届け物って感じになります。
これは大胆なデザインでしょー。
唐辛子はわかるけど、丸いのはおもちゃかぼちゃかもしれない。
ちいさなかぼちゃは食べられないそうです。
下嵯峨屋さんに私は泊まりました。
味がある旅宿でしょ。
夕食、朝食付きで8800円だった。
そのお宿の飾りも、そうとうキテいる。
松ぼっくりと龍のひげかーーー。
いいですねー。
旅宿は何軒もあります。
隣のお部屋との境目が障子かもしれないので、お電話して聞いた方が良い。
男同士だったらいいけど、女性を含んだらちょと注意です。
日本の夏は亜熱帯で、樹木には勢いがあります。
妻籠宿は日中は大混雑しますが、早朝や夕方はその表情が一変します。
水は豊富です。
さすがに日本は水の国です。
たぶんam6:30ごろ。
早朝に1時間ぐらい歩き回って、宿に戻り朝食を10分ぐらいで食べ、バス停へ駆け込んだ。バス停に子供ちゃんを送りに来ていた親父さんに話しかけて、妻籠宿の由来を聞き出しました。
11月28日 早朝の妻籠宿
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7999932c9c681fb2355f08409edefa1e
11月27日 下嵯峨屋さんの立地は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/df1fa4e536aeb2fdce51ab3f81e5e6c1
11月26日 南木曽の妻籠宿に泊まる
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/db2764fb6defab0a036a5d38571c3479
11月25日 上田の「草笛」でお蕎麦を腹いっぱいに食す
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8b41d6633fc6121e9f3b26adf7ea75fd