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高知観光はお城と土佐黒潮鉄道

2015-02-18 15:13:25 | 旅行記

大会前日の午前中に高知着。

午前中の早い時間に現地につけば、1日有効に観光できるでしょ。東京を日の出前にたち、朝いちのフライトをとりました。

高知市内見学といえばはりまや橋と高知城。

はりまや橋は超有名だけど掘りにかかる小さな橋。歌の歌詞で有名だけど,実際は地名になっているだけでさほどじゃない。

ザックを背負ったまま高知城へレッツゴー。

天守閣が現存するのは少ない。コンクリートで再建されたのは多いけど、古くから残っている天守閣は、日本では12ヶ所ぐらいだと思います。

高知城は基本的に平城ですが丘の上にあります。

山内一豊さんが江戸時代になってから 築き上げたお城。

追手門と天守閣が残っているのは,ここだけだそうです。

石垣が荒々しい。

江戸城や大阪城の石は平滑に磨きあげているが,高知城の石垣は自然石に近く野趣あふれます。といっても難しそうな面合わせしています。

これはこれでいいなーと思ったしだい。

いいお城です。

松本城,松山城,熊本城,弘前城,広島城,姫路城に行ったことがあります。

門をくぐり上っていくと高知名物アイスクリン売りがいらした。

じゃーん

アイスクリンはアイスクリームより簡単に作れるそうです。

乳脂肪分が3%しかないので,アイスクリームの10%と比べるとサクサクしてシャーベットに近い。

ソフトクリームはアイスクリームの最後の工程を省いたものだそう。固まらせる前の段階です。

アイスクリームの製法は明治2年咸臨丸で米国に渡った福沢諭吉と勝海舟が持ち帰ったものらしい。同じときに石鹸も持ち帰っている。まさに文明開化。

高知城からの眺めは良い。

いろんな形がある狭間。

狭間は弓矢を射たり,鉄砲を撃つところ。

丸や三角の狭間は鉄砲用です。

弓矢用は縦長の狭間になる。

高知城が60個ぐらいの狭間,松本城が100個ぐらいで,姫路城は500個ぐらいの狭間があるそうです。それは,そのまま大名の禄高に比例している。禄高が高いと,それだけ武士が多かったということになる。

江戸時代のお殿様の居室です。

シンプルで質素。

お城は戦いの兵器みたいな存在だったからでしょう。

お城見物をして,時間をもてあましていたので,土佐黒潮鉄道に乗って室戸岬方面へレッツゴー。

といっても黒潮鉄道は奈半利(ナハリ)までしか行かない。

その前に高知へ来たなら鰹のたたきでしょう。

昼飯を食べに行きました。

料亭だけど,皿鉢料理(さわち料理)は一人じゃ食べられません。

スケールダウンして鰹のたたき丼定食にしました。

じゃーん

だけど,副菜がなんでお蕎麦なんだーーー。

四国だったらうどんでしょう。

鰹のたたきは美味いけど,やっぱり伸びきったお蕎麦は江戸っ子として、ゆるせ~~~ん。

うどんにしてくれーーー!

ちゃんと鰹のたたき丼です。

どちらかというと私は焼き魚が好きですけどねー。

たとえば秋刀魚や鯖,鯵,鰯を焼いたのには目がないです!

腹ごしらいしてからホテルに荷物をデポして,土佐黒潮鉄道に向かった。

一日乗車券があるのを調べておいたので,高知から4駅ぐらい先の「御免」で購入。土佐黒潮鉄道の快速はJR四国の高知まで乗り入れしています。だけど土佐黒潮鉄道の普通列車は「御免」からしかない。

一日乗車券は1640円で,終点の奈半利まで片道乗っただけでも元は取れます。

昨年から乗り鉄デヴューしたからね!

黒部渓谷鉄道のトコッロ列車,大井川鉄道の蒸気機関車に乗ったのが最初。都電荒川線も乗り鉄としては自慢だなー。何しろ都電の路線に沿って何度もランニングで往復していますから。

乗り鉄として年初から飛ばしているなー。

じゃーん

土佐黒潮鉄道の気動車は右サイド,太平洋側がオープンデッキになっていた!

夏の暑いときだったら,大海原を見ながら潮風に当たってデッキに立っているのもいい。

土佐の海ですよ,爽快そのものでしょ~~~。

でもねー,2月じゃ寒くて寒くて凍えそうだった。

JRから第三セクターになって経営努力していますねー。

オープンデッキがある車両は,当然車内が狭くなっていました。

最初この列車に乗ったとき,地下鉄の大江戸線ぐらいしか幅がなくて狭いなーと思った。しかも2座シートと補助席がひとつ,変なレイアウトだ思った。気がついたら右側がオープンデッキになっていてびっくりだ。

なかなか面白い車両です。

ガラガラで列車のお客さんは,学生さんと免許を持っていなさそうなオバサンだけ。

目の前を過ぎていく風景を凝視していると,土佐黒潮鉄道の中間地点である安芸町に変なドーム球場を発見!

安芸ドームは屋内練習場で,その裏に球場がある。

この日に何かの試合があったらしく,列車の中にも阪神タイガーズ色の黄色が目立ちました。 

ここは安芸町が阪急球団や阪神タイガーズの練習地に誘致したものだという。

町の財政が良い訳がなく,自衛隊が無給で滞在費だけ町が支払い,裏の小山を削って地面をならしたり土木工事したそうです。自衛隊は土木工事という実地演習(名目上)にしたという。いわば国費で阪神タイガーズのキャンプ地を作った?それから毎年キャンプに使っていたら町は潤ったのだろう。

南海大地震に備えてあちこちに海抜の標識があります。16mが津波に安全かどうかはわかりませんが,,,,。

終点が奈半利。

小さな漁港で何もないよう。

鉄道はここで終点で,この先路線はない。

水はきれいです。

さすがに外洋に面しているし,近くに工業地帯がないし極めてきれいな水です。

何かのモーニュメントなのか?

スクリューが奈半利駅前広場に飾ってあった。

地名は読めないですね。能登のほうの地名は朝鮮由来じゃないかと思うようなところが多かった。北海道はアイヌ語の発音を漢字に当て字しているし。古くからの土地名だと土地の方言が漢字に充てているからさっぱりです。

各駅には地場産直売り場がたいてい併設されていた。

土佐の室戸岬に行く途中は文旦のハウスがずらーり。

まさに土佐名物の文旦だらけでした。

しかも,東京で買う文旦より種類が多いし,ロットが大きい。安芸町で途中下車して駅舎にある販売所で大きな2Lサイズの文旦を3個700円で買って,そのまま列車の中でいただいた。実に高貴な味で美味かった。

これが太平洋に面した文旦農園です。

のんびり,列車のたびもいいものですよ~~~!

そうそう、高知は幕末、維新のころの坂本竜馬や中岡慎太郎、ジョン万次郎、武市半平太、中江兆民、なんといっても板垣退助と岩崎与太郎と有名人が続出している。でも、それらは人物であって私的には観光対象にならない。無視したんじゃなく生家には興味がなかった。風土を知ることのほうが大事だ。


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