ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

鯨食

2014年04月01日 | 食べ物

 

調査捕鯨が違法判断でいよいよ鯨食文化も終焉を迎えようとしている。確かに、調査の名目だけで何百頭の鯨を獲るのはなかなか理解はされないだろうし、根拠が希薄だと日本人からしても思う。実際、一般的な日本人の食文化にどれほど鯨が入り込んでいるかを考えると、今は殆どないと言ってもいいのではないだろうか。居酒屋に尾のみがあると頼んでみるか、位の関わりかと思う。日本人の中でも、鯨イコールウォッチングの対象という位置づけになりつつある。食べる対象から見る対象。つまり、鯨文化はすでに変ってしまっているのだ。鯨を殺すのは可愛いそうという理屈だけでは納得できないだろうが、現実、鯨は食べものではなく自然界の畏怖するものの象徴になりつつある。

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