ギンヤンマ自体は日本全国どこにもいる普通のヤンマだが、実は至近距離で撮ったことがないトンボでもある。というのは、ギンヤンマは滅多に止まることのないトンボだからだ。過去止まってたのは水草に産卵していた時だけ、当然距離がある。そんなギンヤンマが昨夜庭で止まっていたのだ。一夜の塒として家の庭を利用していたという訳だ。こうなるとじっとしているのでフラッシュを焚いても驚かない。そしてめでたく初の至近距離での撮影に成功した。止まっていたのは紅葉の木(次の写真 翌朝)。
この木には過去にも他のトンボが止まっていたことがある。止まりやすい条件をみたしているのだろうか。そして視線を移すと他のトンボが止まっていることに気付いた(ギンヤンマは既にいない)。百合にウスバキトンボが止まっていた(次の写真)。ウスバキトンボは庭を塒とするトンボの代表でもある。一般的にトンボは樹林などで休むとなっているが、実際はいろんな所の樹木、草(今回のように)を利用しているのだろう。