確かめたい写真を探すため昔のアルバムを何冊もめくるが、40年以上前のものなので結局分からず諦め、ソファーに座って一息し、辺りを見回すと目に飛び込んでくるのは積み重なった本の山。そこには二メートル幅の6段の書庫があり、以前そこからはみ出したものはある程度整理したが書庫の中は手付かずのままの状態。いつかはと思っていたのが、何故か突然今だ、ということになった。
まずは本の上の隙間に詰めてあるものをごみ袋に。父親のものなので六七十年経ってるものもある。リサイクルに回せないものはごみ袋、回せるものはひもで縛り、ゴミ袋5袋縛ったものが6束のところできりがないのでひとまず終了。何十年も手付かずの状態の本を引っ張り出すと、大量の埃とネズミの糞までついてくる。掃除機をかけ改めて書庫を眺めると、大して減ったという印象がない。後三四回はやらないと駄目かもしれない。
それにしても残された世界の名著(中央公論)、一体誰が読むというのだ。唯一レヴィ=ストロースは読んだが、他の家族が何か読んだというのは聞いたことがない。