ピカビア通信

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2017年01月11日 | 映画


この一か月で話題作と言われる日本映画を二つ見た。「シンゴジラ」と「君の名は」である。まず「シンゴジラ」。特撮日本映画にしてはショボさがないという点以外、何が良いのかさっぱりで、まあ見られるから良いかという感想ぐらいしかなかった。

そして「君の名は」。丁寧な絵はこれだけでも一見の価値はある、が、映画としてはそれほど面白いとも思えなかった(決してつまらないというわけではない)。ただ湖の場面は、予備知識なしに諏訪湖に似ていると思ったことは事実である。

二つとも娯楽映画であるが、それだったら韓国映画の「釜山行き」というゾンビ映画の方が数倍面白かった。元々ゾンビ物は好きではないが、偶々無料映画で見たら良くできていてびっくりした。最後まで勢いが持続して飽きさせない。このジャンル(娯楽映画)では韓国の方がどうも優れている。

そしてこの一か月を総合してこれは傑作だと強く思ったのは、カールドライヤーの「裁かるるジャンヌ」というニコニコで見たものだったというあまりに当たり前の事実。まあ、良いものはいくら古くても良いというしかない。

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