ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

リエットその後

2009年02月11日 | 食べ物


その後の「イノシシの脂と豚のリエット」だが、一応
予定通りに完成した。
イノシシの脂と豚の腿に(純粋な豚のリエットの場合
は三枚肉を使う)、玉ねぎセロリ、白ワインを足しひ
たすら煮込み、柔らかくなったものをフードプロセッ
サーですり潰しペースト状にして、バゲットに塗って
食べるという一連の流れを想定したが、ほぼその通り
になった。
出来に関しては、一定水準には達したと思う。

ネット上のレシピをいくつか見て感じたが、その状態
では美味くないんじゃないかと思うものがあり、それ
らを反面教師のように利用した。
多くは煮込む時間が足りないのではないかというもの。
ざらついた感触が特別好きなのならそれでも良いかも
知れないが、美味しいと思ったものは、全て滑らかな
状態だったのでそこは注意した。
それと、例えば、白ワインを敢えて甘口にするなどと
いうのも散見されたが、これも疑問であった。
一般的に、甘口イコール美味いというのは家庭の味に
良く見られることだ。
漬物を甘くするとか、家庭の味に閉口する典型である。
「リエット」に甘さは必要ない、と思う。
それにしても、人の好みというのはいろいろである。

今回作ってみて感じたポイントは、いかに臭みを消し、
個性を残し美味くするかということであったが、イノ
シシの脂のせいか、煮込んでいるときの臭は結構きつ
かった。
それは、とんこつラーメン屋の臭いだ。
或いは、肉屋の廃棄物の臭い。
今は、豚肉全盛の時代なので、いつの間にかとんこつ
の臭いがいい臭いの如くなっているが、どうしてもあ
れがいい臭いとは思えない。
確かに、豚肉そのものがあまり好きではいということ
はあるが、あれって本当にいい臭いなのか?

そんな臭いが強いリエットは勘弁であるので、香辛料
をいくつか足した。
「コリアンダー」に「ナツメグ」である。
但し、使う量に気をつけないといけない。
強くなりすぎると、台無しである。
何が入っているか分からない程度がベストなのだ。
そうやって調整し完成したのだが、今度作る時は、「ア
ニス」などを使い、肉も煮こぼしたりしてより完成度
を高めようなどと、すでに次回を想定しているところ
をみると、好きなんだね、の一言である。

ところで、今夜、日本代表は対オーストラリア戦だ。
気になるのは、非公開練習などと、いやに神経質になっ
ているところ。
動きが固く、足元の細かいパスだけつなごうとして取
られ、相手の背の高いFWに入れられ走りこんだMFにド
カンとシュートで失点。
結果、0-2の完敗。
岡ちゃん辞任。
考えられなくもないケースだ。
そうならないことを祈るだけ。
果たしてどうなるだろうか。


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