ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ブルターニュ

2007年12月29日 | 食べ物


映画少年Yが、原宿にあるガレットの店「ル.ブルター
ニュ」へ行ってきたと報告しに来た。

「で、どうだった?」(私)
「いやあ、前食べたのと比べると全然こっちの方が美味
かったですよ」(Y)
「何が違ってた?」(私)
「皮がぱりっとして適度にこげてて、前食べたのはもっ
と湿っぽくてべちょっとしてたんですよ」(Y)
「皮は、薄めじゃないとね」(私)
「これが本物ですよね」(Y)
「多分ね、本場のブルターニュ出身の人がやってる店だ
から」(私)
「ガレットって、ブルターニュのものなんですか?」(Y)
「そもそもがブルターニュ地方の郷土料理なんだから、だ
から同じくブルターニュで取れるシードルなんかもつき
ものになるわけだよ」(私)
「ノルマンディーと違うんですか?」(Y)
「大体同じような地方だから」(私)
「カレーは違うんですか?」(Y)
「カレーの市民のカレーか、あれはノルマンディーだ
よね、カレーで揚がってもヒラメとはこれ如何に、あと
ダンケルクなんかも有名だよね」(私)
「ノルマンディー上陸作戦じゃないですか」(Y)
「となると、オマハビーチも外せないね」(私)
「最前線物語ですね」(Y)

「まあ、兎に角ブルターニュ地方は寒くて葡萄がない
分りんごでシードル、そして土地がやせているので蕎麦
の栽培でガレット、という歴史だよね」(私)
「なんか、巨石文化も有名らしいですね」(Y)
「もともとブルトン人がイギリスから渡ってブルターニュ
だから、ストーンヘンジと同じようなものがあっても
不思議じゃないよね」(私)
「ブルトン人ですか、ケルトとはどう違うんですか?」(Y)

だんだん専門的になってきて、こちらのあやふやな知識
ではこなしきれなくなってきた。

「ケルトってその前は、北欧だろう?」(私)
「確かそうだと思いましたが」(Y)
「要するに、いろんな民族が絡んでいるということだ
よ」(私)
「大まかですね」(Y)
「ドーヴァーに面したフランスの地方は、イギリスの影
響を受けている、ということでどうだ」(私)
「そういうことにしましょう」(Y)
「あとは、本で勉強してちょうだい」(私)
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