ゲロゲロYと「沈黙 サイレンス」について話してると、Yがスコセッシは溝口の映画を参考にしたというようなことを言った。ＮＨＫの特集でそう語ったらしいのだ。そう言われてみると心当たりがある。海岸の場面など、「山椒太夫」を思い出すし、パードレが馬に乗って引かれるところは「近松物語」だし、船の場面は「雨月物語」と随所にそれらしきシーンがある。そういうのを発見するのも映画の楽しみ方の一つかもしれない。
ゲロゲロYと「沈黙 サイレンス」について話してると、Yがスコセッシは溝口の映画を参考にしたというようなことを言った。ＮＨＫの特集でそう語ったらしいのだ。そう言われてみると心当たりがある。海岸の場面など、「山椒太夫」を思い出すし、パードレが馬に乗って引かれるところは「近松物語」だし、船の場面は「雨月物語」と随所にそれらしきシーンがある。そういうのを発見するのも映画の楽しみ方の一つかもしれない。
今朝はマイナス9度、昨日に引き続き寒い。ニュースではトランプ安倍会談。イメージだけでまた支持率アップ。大したことしてないのにね。
原作はかつて読んだが、パードレ（神父）という言葉を覚えてるくらいで、内容はすっかり忘れている。しかし当時、それなりに面白いと思ったことも事実だ。
映画はまずその長さ（162分）にちょっと躊躇するのではないか。三時間近くの地味というか真面目な内容、これは一般的にはハードルが高いと思われる。実際見てみると、確かに劇的な展開があるわけでもなく（信仰上は劇的だが）大丈夫かと思わせるが、監督の実力というか見終わってもそんなに長いとは思わせない。ショットの力が充満してるということなのだろう。長く感じさせないというのは、それだけでいい映画であると言える。
隠れキリシタン、踏み絵、転向と日本史で習ったことが題材で、日本人としては知ってそうで知らない事実を丹念に描いていく。トリックスターのようなキチジロウ（窪塚洋介）、良い人なのかそうじゃないのか判然としない通訳の浅野忠信と日本人の役者もはまっている。小松菜奈はあっという間に簀巻きにされて海に放り込まれたり、その旦那の加瀬亮（一言もしゃべらず）はもっと呆気なく斬首されたりと大胆な役者の扱いもスコセッシならではで面白い。
基本的に、殉教者が異教の国に布教することによって起こる異文化との衝突という、今日的な問題がテーマとなっている。絶対的な神を、八百万の神の国に持ち込めば弾圧される。八百万の一つになれば問題はないのだが、それでは自分たちの教義が否定されるのと同じ。日本からすれば余計なお世話なのだが、布教する側からすると親切心、この構造は今でも同じように続いている。映画ではその問題を投げかけるだけで、単純な結論を提示することはない。むしろ、今の世界は日本的な宗教に対する適当さが必要なのでは、と勘ぐってしまうような内容だった。
一日にどのくらい歩いているのか気になり万歩計を買ってみた。結果、ほぼ2500前後だった。思ったよりかなり少ない。よく一日一万歩などと言うが、相当歩かないと達しないということはよく分かった。では、ウオーキングした時はどれほどかと昨日やってみると、最終的には二万歩を超えていた。しかしこれは、結構歩いた結果で、途中の一万歩でもう十分歩いたという実感があった。山や川でいろいろ観察しながら歩く分にはいいが、単純にウオーキングが目的だといまいち面白くないことも再認識した。
あるカードをプリンターで作るため、厚紙を探していたのだが、ハガキ程度の0.23ミリ厚までのしか見当たらない（これはすでに手持ちである）。この厚さだとカードにするにはちょっとぺらぺら。更にないかと探していると、やっと0.35ミリという特厚紙を発見（サンワサプライ インクジェット両面印刷紙・超特厚 ）。早速注文しプリントしてみる。これだったらカードにしてもいい感じ、である。
ブラタモリを見ていたら、タモリのカメラが変わったことに気付いた。前はコンデジだったはずだが、それがミラーレス一眼になっていた。オリンパスのＯＭ－Ｄだ。同じＯＭ－Ｄでもタイプによって五六万から二十万ほどのものまであるが、多分、上位のやつだろうな、と見ていた。
スーパーに行ったら恵方巻を売っていたので初めて買ってみた。ただ、ちょっとジャンクなエビフライの入った太巻き。オーソドックスなものも売っていたが、スーパーの魚には信頼をおけないのでジャンクに流れたのだが、エビは4本も入っていて食べごたえは十分（衣が厚い）。美味いかと言われると不味くはないと返答するような味で、まあ食べられたから良しで十分だろう。方角がどうのという決まりがあるらしいが、食べやすいように半分に切って普通に食べた。
鼻の奥が痛いのでこれは風邪かと用心したが、今日は鼻水攻撃。水のような鼻水が止まらない。ティシュー（ティッシュではなくティシューが製造元の呼び名らしい）の消費量が半端ない（この呼び方は違和感がある）、ので改めて半端ではない。こうなると鼻の周りがこすれてそっちの方が痛くなってくる。何とかしてくれ！
愛用のミラーレス一眼が偶に誤作動を起こすようになった。直ぐに正常に戻るが、これってそろそろ寿命ということなのか。スイッチ類の反応もおかしい時があるし。というわけでもしもの時に備え同じものをヤフオクで購入することにした。レンズなしの本体だけで安く買えそうなのはここが一番。どういう状態かは殆どギャンブルみたいなものだが、それを含めてギャンブルのだいご味として納得するしかない。結局競る相手がいなくて最低価格で購入。取り敢えずは望遠用に使うこととする。
電車に乗ると、隣に中学生の3人組が座り、宿題の算数をやり始めた。彼らは、新設の中高一貫校の一年生。要するに小学校の時にできた生徒たちだ。問題が気になり見ていると、すぐ隣の生徒はちょっと苦しんでいる様子でその隣の隣の友達に聞いていた。どうやらその彼が算数は一番得意なようで考え方を教えていた。教えられた方は納得した様子でまずは良かった。一瞬教えてやろうかと思ったが、知らない変な人にいきなり話しかけられたらびっくりすると思い止めといた。
