昨日のアンサンブル・バレエ クラスはエリもサエもお休みだったので、リナとのマントゥーマンレッスン
二人でならんでバー・レッスン。
伸び盛りのリナと私とがやるバー・レッスンなのでアンシェヌマンがいつもよりちょっと難し目。
新しい動きをひとつ教えてあげようと考えていたので、ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールでまずその基本になる動きを見本を見せながら説明。
「いい?カウント5の頭でジュテした脚をク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンのドゥミ・プリエに引きつけるでしょ、そしたらその脚をエファセ・ドゥヴァンの方にジュテするの。ジュテしたらそのまま動きを止めずにグラン・ロン・ドゥ・ジャンブしてポワン・タンジュ・デリエール。…、ね、こんな風に…」
「んー…」
「アン・ドゥダーンのときはク・ドゥ・ピエ・デリエールのドゥミ・プリエから、エファセ・デリエールのほうにジュテして、ね、そのままグラン・ロン・ドゥ・ジャンブ…。内腿のターン・アウトを最優先で考えると上手くいくよ…、ね、こんな風に…」
「んー…」
ちょっとグラン・ロン・ドゥ・ジャンブ・ジュテのとこだけ脚の動きを確認してごらん、というと新しい動きに興味をもったみたいでアン・ドゥオールとアン・ドゥダーン、それぞれをスパッと決めたねぇ
では音楽に合わせてはじめからロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールのアンシェヌマンを。
そして最後のルティレ・ルルヴェでバランスを取るところ。
早々とバーから両手を離してバランスをコントロールしながらリナの様子を見ていると、静止できるポジシオンを探している。
「まだですかん…」
「え゛…」
とちょっと急かされたように手を離したけど、それでもルティレとルルヴェのコントロールは崩れていない。うん、よしよし
左側は最後のバランスが惜しいところで崩れた。
「今のはねぇ、アームスのコントロールが良くなかったのよ。肘が外向きにちょっと落ちたでしょ。肘をしっかり引き上げておくと、ほら、トルソーのここのところがしっかりするでしょ」
とアームスを手直ししながら彼女の肩甲骨の外側を押してあげる。
すると彼女は再度ルティレ・ルルヴェのバランスに挑戦。
「そうかぁ、これなら止まっていられる…」
でしょ… うん、いいバランスだ
バー・レッスンの最後のグラン・バットマンのあとで、もう一度グラン・ロン・ドゥ・ジャンブ・ジュテの練習。
今度はグラン・バットマンの高さに脚を上げるのよ、と見本を見せる。
「でぇぇ…すごっ…」
さぁ、やってごらんなさい、と音楽を流すと、うん、うん、うん、初めて挑戦する動きなのにきちんと出来てる。
膝も曲がらないし、腰もブレない、ア・ラ・スゴンドがちゃんと頂点になっている
さて、センター・レッスンは…
バットマン・タンジュのあとにグラン・バットマン。
下手前でシュス・スーのポゼをしたら歩いて下手奥に移動、そこで左側のプレパラシオン、そして左を続ける、上手前でシュス・スーのポゼ、歩いて上手奥に移動、とアンシェヌマンを指定。
うん、アームスの使い方が良くなった、アラベスクのトルソーも傾いてない、おっ、ピケ・アン・ドゥダーンはしっかり首でコントロール出来てるしいいバランスだ、いいぞぉ…
あ、あらぁっ… そこかぁっ… 待て待て待て待て、待てっっ
「リナぁ、あれだけキレのいい動きが出来てんのに、なんでその歩くところがポテポテトコトコになるんだよ」
「でへへへ…トテトテトテって…ケケケ…」
こりゃぁ、アンシェヌマンがどうのという問題ではない、いや、そこに問題はない。歩き方だ、歩き方
どういうイメージで、どんな動線で、どこに意識を向けて歩くか、というのを説明しながらやって見せる。
「ね、感じつかめた?もう、小学3年生レヴェルの歩き方は止めて下さいゃし」
「けへへへ…」
はい、はじめからもう一度と音楽を流すと……う~ん、いまいちだが今日のところはそれでよろしかろう…
グラン・アレグロは先週練習したアンシェヌマンをしっかりブラッシュ・アップ。
グラン・ジュテ・アントルラセでは、まだ高さはないが一瞬宙に浮くようになったね
最後にグラン・フェッテ。
まずは1回音楽に合わせてみる。7回目でストップ。
「回転を続けていくうちに、ドゥヴァンに脚をだす角度がズレテきて、どこだっけって探してるうちに分からなくなる…」
「だね…。それはね、アームスを開くタイミングがまちまちでズレてるからよ」
どのタイミングで脚をルティレに引き上げるか、どのタイミングでアームスを開くか、どこまでアームスを使うのかを説明しながらフェッテを回って見せる。
「ふふ~ん、面白ぉ~い、センセイってぇやっぱりぃ…」
ま、それはいいからやってごらん…。
… … … … … …
「リナぁ、あと2回がんばってたら12回まわれてたのにぃ…」
「えぇ~、ほんとぉ…?そんなにまわれたぁ…?」
「あのね、アームスを開くタイミングとか全部合図を入れてあげるから、自分ではしっかり顔を正面に残すことだけ考えて回ってごらん。もう1回やってみよう、出来るから」
そして…
「リナ、できたじゃなぃ、12回まわれたよ」
わぁ、出来たぁ、よかったぁ…と二人で大喜び。
リナには12回と言ったが、実は13回まわれていたのです
来週のレッスンが楽しみだなぁ
二人でならんでバー・レッスン。
伸び盛りのリナと私とがやるバー・レッスンなのでアンシェヌマンがいつもよりちょっと難し目。
新しい動きをひとつ教えてあげようと考えていたので、ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールでまずその基本になる動きを見本を見せながら説明。
「いい?カウント5の頭でジュテした脚をク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンのドゥミ・プリエに引きつけるでしょ、そしたらその脚をエファセ・ドゥヴァンの方にジュテするの。ジュテしたらそのまま動きを止めずにグラン・ロン・ドゥ・ジャンブしてポワン・タンジュ・デリエール。…、ね、こんな風に…」
「んー…」
「アン・ドゥダーンのときはク・ドゥ・ピエ・デリエールのドゥミ・プリエから、エファセ・デリエールのほうにジュテして、ね、そのままグラン・ロン・ドゥ・ジャンブ…。内腿のターン・アウトを最優先で考えると上手くいくよ…、ね、こんな風に…」
「んー…」
ちょっとグラン・ロン・ドゥ・ジャンブ・ジュテのとこだけ脚の動きを確認してごらん、というと新しい動きに興味をもったみたいでアン・ドゥオールとアン・ドゥダーン、それぞれをスパッと決めたねぇ
では音楽に合わせてはじめからロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールのアンシェヌマンを。
そして最後のルティレ・ルルヴェでバランスを取るところ。
早々とバーから両手を離してバランスをコントロールしながらリナの様子を見ていると、静止できるポジシオンを探している。
「まだですかん…」
「え゛…」
とちょっと急かされたように手を離したけど、それでもルティレとルルヴェのコントロールは崩れていない。うん、よしよし
左側は最後のバランスが惜しいところで崩れた。
「今のはねぇ、アームスのコントロールが良くなかったのよ。肘が外向きにちょっと落ちたでしょ。肘をしっかり引き上げておくと、ほら、トルソーのここのところがしっかりするでしょ」
とアームスを手直ししながら彼女の肩甲骨の外側を押してあげる。
すると彼女は再度ルティレ・ルルヴェのバランスに挑戦。
「そうかぁ、これなら止まっていられる…」
でしょ… うん、いいバランスだ
バー・レッスンの最後のグラン・バットマンのあとで、もう一度グラン・ロン・ドゥ・ジャンブ・ジュテの練習。
今度はグラン・バットマンの高さに脚を上げるのよ、と見本を見せる。
「でぇぇ…すごっ…」
さぁ、やってごらんなさい、と音楽を流すと、うん、うん、うん、初めて挑戦する動きなのにきちんと出来てる。
膝も曲がらないし、腰もブレない、ア・ラ・スゴンドがちゃんと頂点になっている
さて、センター・レッスンは…
バットマン・タンジュのあとにグラン・バットマン。
下手前でシュス・スーのポゼをしたら歩いて下手奥に移動、そこで左側のプレパラシオン、そして左を続ける、上手前でシュス・スーのポゼ、歩いて上手奥に移動、とアンシェヌマンを指定。
うん、アームスの使い方が良くなった、アラベスクのトルソーも傾いてない、おっ、ピケ・アン・ドゥダーンはしっかり首でコントロール出来てるしいいバランスだ、いいぞぉ…
あ、あらぁっ… そこかぁっ… 待て待て待て待て、待てっっ
「リナぁ、あれだけキレのいい動きが出来てんのに、なんでその歩くところがポテポテトコトコになるんだよ」
「でへへへ…トテトテトテって…ケケケ…」
こりゃぁ、アンシェヌマンがどうのという問題ではない、いや、そこに問題はない。歩き方だ、歩き方
どういうイメージで、どんな動線で、どこに意識を向けて歩くか、というのを説明しながらやって見せる。
「ね、感じつかめた?もう、小学3年生レヴェルの歩き方は止めて下さいゃし」
「けへへへ…」
はい、はじめからもう一度と音楽を流すと……う~ん、いまいちだが今日のところはそれでよろしかろう…
グラン・アレグロは先週練習したアンシェヌマンをしっかりブラッシュ・アップ。
グラン・ジュテ・アントルラセでは、まだ高さはないが一瞬宙に浮くようになったね
最後にグラン・フェッテ。
まずは1回音楽に合わせてみる。7回目でストップ。
「回転を続けていくうちに、ドゥヴァンに脚をだす角度がズレテきて、どこだっけって探してるうちに分からなくなる…」
「だね…。それはね、アームスを開くタイミングがまちまちでズレてるからよ」
どのタイミングで脚をルティレに引き上げるか、どのタイミングでアームスを開くか、どこまでアームスを使うのかを説明しながらフェッテを回って見せる。
「ふふ~ん、面白ぉ~い、センセイってぇやっぱりぃ…」
ま、それはいいからやってごらん…。
… … … … … …
「リナぁ、あと2回がんばってたら12回まわれてたのにぃ…」
「えぇ~、ほんとぉ…?そんなにまわれたぁ…?」
「あのね、アームスを開くタイミングとか全部合図を入れてあげるから、自分ではしっかり顔を正面に残すことだけ考えて回ってごらん。もう1回やってみよう、出来るから」
そして…
「リナ、できたじゃなぃ、12回まわれたよ」
わぁ、出来たぁ、よかったぁ…と二人で大喜び。
リナには12回と言ったが、実は13回まわれていたのです
来週のレッスンが楽しみだなぁ