アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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乾物…♪

2013-10-19 11:56:53 | Weblog
これ、何だかわかりますか?
あ、いえ、ご存じですよね。
   
               

そう、“割り干し大根”です。
私は切干大根のおかずが好きですが、この割り干し大根も重宝しています。

               
 
切干大根よりずっと大きいだけに戻すのに時間が掛かりますから、ま、半日くらい気長に気長に…。

               

そうすると、ほら、こんなに美味しそうな出汁が出ます。
今晩のおかずは、この割り干し大根と干し椎茸、人参、“すじ”、いんげんの炊き合わせです。
切干大根と同様、煮ても炒めても美味しいんですよね。
だからお味噌汁の具にもするし、中華風の野菜あんかけに入れたり、えのき茸の代わりにベーコンで巻いてソテーしたり…、そうそう、三杯酢に漬けこんでハリハリ漬けにしたりもします。
先日某スーパーの乾物売り場に行ったら、薄い輪切りの大根を干したものが売られていました。確か、岩手県の特産物だとか…。
大根に限らず椎茸にしても昆布にしても高野豆腐にしても、乾物ってホントに重宝しますよね、美味しいし。
そういえば、『みをつくし料理帖―残月―』
「……、無骨でとっつきは悪いが、戻せば素晴らしい出汁を生み、奥歯で噛み締めれば、信じ難いほど豊かで滋味に溢れている」
という常連のご隠居様の台詞が出てきます。
そうですよね、パッと見に見栄えはしないし戻す手間もかかるし、物によって戻すのにただ水に浸けるだけでは済まない物もありますしね、身欠き鰊なんかそうですもんね。でも栄養価は生のときよりもぐっと高くなっている。
御隠居様は、人間もかくありたいものですよ、と言って会話を締めくくるのですが、そういう人間を“いぶし銀のような”と形容するんでしょうかね
さて、干し椎茸を水に浸けてこよう
コメント
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